<写真>万葉の湯側に完成した高速出口ランプ橋と、現在の工事状況
東名出入口を結ぶ「保土ヶ谷BP 町田立体(ランプ橋)」高速入口側で上部工進むの続きです。
東名入口交差点周辺の渋滞解消を目的に、2016年4月24日(日)に開通した
「保土ヶ谷バイパス 町田立体」の本線高架部ですが、その横で未開通となっている
「東名・横浜町田IC インターランプ橋」では、2018年度の全面開通に向けて、
2017年夏からは入口ランプ橋・出口ランプ橋の上部工が進められており、
2018年1月には出口ランプ橋(高架部)が先行して完成しました。
【入口ランプ橋】→場所はコチラ(東京都町田市鶴間8丁目)
【出口ランプ橋】→場所はコチラ(東京都町田市鶴間8丁目)
横浜町田ICは現在、横浜側とは高架でも接続しており、高速への出入りができるものの、
町田市側では工事の遅れなどの理由からインター出入口と町田立体が接続しておらず、
これが地上部インター出入口付近での交通集中による渋滞の原因となっています。
前回調査(2017年6月)では、入口ランプ橋の一部で上部工が行われましたが、
今年度は高速入口ランプ橋で未施工だった残りの上部工に加えて、
前述通り高速出口ランプ橋の上部工も進められました。
<写真>出口ランプ橋・AL1橋台付近から八王子方面を見た現場の様子
出口ランプ橋では、2017年3月に出口ランプ橋のAL1橋台とPL1~PL3橋脚(3基)が完成し、
その後次期工事として「国道16号町田立体オンランプ橋上部工事(2017年3月入札)」が
2017年夏ごろから着工し、2018年1月に完了しました。
今回の工事では、町田立体接続部~AL1橋台の高架区間(橋長約160m、幅員8.5m)で
橋桁の架設を行う上部工が進められ、高架部に関してはこれで完成となります。
残るAL1橋台~地上部取付部間の整備については、
2018年に入札予定の次期工事で施工される見通しです。
<写真>出口ランプ橋上部工の現場に設置された「LED週間作業予定表示機」
ちなみに昨今、一部の工事現場で目にする「LED週間作業予定表示機」が
この出口ランプ橋上部工の現場でも設置され、近隣住民などに向け、
1週間の作業予定とお知らせがスクロール表示されていました。
(※現在は工事終了に伴って撤去済み)
<写真>ホテルレーヴ脇の入口ランプ橋(第3橋)と取付部
一方、反対(ニチガス側)の入口ランプ橋では、2017年3月に入札が行われた
「国道16号町田立体オフランプ橋上部工事」が、2017年夏ごろから着工し、
2018年2月までの工期で現在も工事が行われています。
<写真>ホテルレーヴ脇の入口ランプ橋(第3橋)・PR2橋脚付近
同工区では2017年夏に、入口ランプ橋のPR2~PR5橋脚間で上部工が完了し、
今回の工事では、未施工だった残りのAR1橋台~PR2橋脚(第3橋、橋長66m)と
PR5橋脚~町田立体接続部(第1橋、橋長103.4m)で橋桁の架設を行う上部工が
進められており、まもなく養生が撤去されるとみられます(いずれも幅員8.5m)
<写真>ニチガス脇の入口ランプ橋・上部工(第1橋)
出口ランプ橋とは異なり、入口ランプ橋側では既に地上部の工事が完了していることから、
今回の工事が完了すると、入口ランプ橋の高架部・地上部の両方が完成することになりますが、
ランプ橋の路面舗装や標識設置といった最終的な仕上げ工事は、2018年に入札が行う予定の
次期工事で行われる見通しで、開通は出口ランプ橋と同時期になるとみられます。
この他、町田立体の本線高架部では、これまで未設置だった「遮音壁(高さ4m)」を
設置する工事が一部区間で行われ、こちらの工事は2017年内に完了しました。
入り口ランプ橋の施工者 日立造船株式会社。何か「造船」のフレーズが無性に気になりました。
その商号にある造船業では、かつては砲艦、駆逐艦、水雷艇などの艦艇、戦後は護衛艦、海洋観測艦、タンカー等も建造していた様ですね。現在は既に造船業は行って無いそうです。
Wikipedia:日立造船より
橋梁建設では、恐竜が向かい合っている様に見える恐竜橋こと東京ゲートブリッジにも関わっているそうです。
船から橋梁へ、人々の安全を運ぶ理念は引き継がれている様です。