<写真>本町田小南側から見た施工区間。電線共同溝の鋳鉄蓋やマンホール蓋が確認できる。
町田3・3・36号線下で整備中の生活道路「旭町陸橋下南端トンネル」が開通、
町田3・3・36号線「旭町陸橋」下り線の架橋進む。上り線は2021年着工目指す、
町田3・3・36号線の整備で、住宅街が南北分断。旭町陸橋は橋桁が伸びる!の続きです。
東京都が2007年9月に事業着手して整備を進め、町田街道のバイパスとして役割をもつ
「都市計画道路 町田3・3・36号線(木曽団地南~町田市民病院東交差点)」ですが、
2020年9月下旬ごろから着工した本町田の住宅地内における「電線共同溝設置工事」が、
当初予定よりも若干早く2021年8月下旬をもって工事終了となりました。
→地図を表示(東京都町田市本町田)
本町田側の「電線共同溝工事」が終了し、南北分断解消
今回行われた工事は、本町田の住宅地内を南北に分断する形で着工した
「街路築造工事に伴う電線共同溝設置工事(2南東-町田3・3・36旭町)」で
地元の「多摩住起建設株式会社」が施工し、当初は今年9月上旬までの予定でした。
<写真>コイン洗車場側から見た施工区間。バスベイの設置用地も設けられた。
八王子方面側車線の電線類の地中化に使う「電線共同溝」の地中埋設を整備が進められ、
コイン洗車場横にはバス停留所の新設を見越してバスベイの設置スペースが確保されています。
(※反対側の町田駅方面のバスベイについては既に設置完了済み)
また、分断された住宅地には新たに「暫定歩行者通路」が整備され、2021年7月に住民用に開放された後、
2021年8月下旬の規制解除で歩行者の通り抜けが事実上解禁されていますが、土地の高低差の関係で
南側接続部は階段となっており、スロープの設置がないため、自転車の通り抜けは出来なくなっているほか、
仮設の街路灯は設置されておらず、夜間は周囲が非常に暗くなるため、通行には注意が必要です。
→地図を表示(東京都町田市本町田)
今年度は「街路築造工事及び電線共同溝設置工事(3南東-町田3・3・36旭町)」が計画され、
2021年秋ごろに入札を予定しており、本町田地内での施工されます。
余談ですが、コイン洗車場そばの道路予定地内にあったワイモバイル(旧ウィルコム)のPHS基地局は、
今年1月末のPHS音声通話・データ通信サービス終了(法人向けテレメタリングサービスを除く)に伴い、
今春にかけて基地局が撤去されました。
旭町陸橋下り線は工期延び、今年11月の完工目指す
そして、旭町~本町田の町界付近で2020年8月から工事が進められている
「旭町陸橋(仮称)PCけた製作・架設工事(31南東-町田3・3・36旭町)」は、
当初は2021年8月下旬に工事終了予定でしたが、作業の遅れから工期が延び、
2021年11月上旬まで工事を行います。
→地図を表示(東京都町田市本町田・旭町3丁目)
今回は片側車線(町田駅方面)にPC4径間連結コンポ橋(橋長132m)の製作・架設を行い、
橋梁などを得意とする三菱グループのゼネコン「株式会社ピーエス三菱」が施工を担当していますが、
架設作業自体は概ね完了しており、現在は橋の側端部で地覆工を中心に進められています。
なお、上り線の「旭町陸橋(仮称)PCけた製作・架設工事(2南東-町田3・3・36旭町)」は
2021年2月の都の入札で「株式会社安部日鋼工業」に施工業者が既に決定しており、
2021年秋以降にも着工するとみられます(工期は2022年11月上旬まで)
この他にも今年度は「旭町陸橋(仮称)上部仕上げ工事(3南東-町田3・3・36旭町)」が計画され、
年末前後に入札が行われる見通しで、工期は300日間を予定しています。
ちなみに事業区間南端の町田市民病院東交差点では、道路用地となる部分に植えられた
低木の街路樹撤去が現在進められており、道路事業関連の作業とみられます。
→地図を表示(東京都町田市旭町3-6)
ここに来てどんどん入札や工事が入って来てるのはいいですね。楽しみです。ちなみに街路築造工事及び電線共同溝設置工事はどの地区で行われる予定ですか?