<写真>運賃改定される新百合ヶ丘営業所の「鶴07・鶴川駅~こどもの国~奈良北団地」
町田・相模原などの「神奈中バス」運賃値上げへ。IC初乗りは178円→210円にの続きです。
町田市内などを走る「小田急バス」では、川崎運賃地区(稲城市の一部を含む)において
2023年5月15日(月)に運賃改定し、鶴川駅路線の一部(鶴06・鶴07・鶴09)も運賃値上げとなります。
川崎地区で運賃改定。鶴川では3路線が値上げ
今回の運賃改定は小田急バス担当路線のうち、川崎市内全域と稲城市の一部を対象に実施するもので、
川崎運賃地区ではこれまで現金・ICともに「大人210円」でしたが、改定後は「大人220円」に引き上げられ、
隣接する横浜運賃地区と同一運賃に改定されることになります(定期旅客運賃は据え置き)
これまで消費税増税に伴う値上げは何度かあったものの、増税以外での運賃改定は1995年3月以来28年ぶりで、
川崎市内に乗り入れる一般路線での運賃改定は、川崎市バス・横浜市営バス・川崎鶴見臨港バス・東急バスに続き、
小田急バスが5社目で、川崎市バス・東急・小田急の3社共同運行の「鷺31・鷺沼駅~聖マリアンナ医科大学線」は
ようやく全社局220円に運賃が統一されることになります。
運賃取扱上「川崎運賃地区」に含まれる鶴川駅~三輪緑山二丁目も運賃改定の対象区間となっており、
鶴川駅発着路線では「鶴06・鶴川駅~三菱ケミカル前」、「鶴07・鶴川駅~こどもの国~奈良北団地」、
「鶴09・鶴川駅~ことり橋~奈良北団地」の3路線が運賃改定の対象で、横浜と同一運賃になることで
全区間一律220円となり、乗車時に降車停留所を申告する必要がなくなる形です。
今回「鶴08」は対象外も、7月に神奈中が改定計画
<写真>運賃据え置きとなる新百合ヶ丘営業所の「鶴08・鶴川駅~鶴川緑山住宅循環」
但し、鶴川駅~三輪入口間で前述の路線と同一区間を走る「鶴08・鶴川駅~鶴川緑山住宅循環」は、
共同運行する神奈川中央交通が2023年7月1日(土)に運賃改定を控えていることから、同社との兼ね合いで
今回は運賃据え置き(210円)のままとなり、鶴川駅~三輪入口間では運賃改定の「鶴06・鶴07・鶴09」と
運賃据え置きの「鶴08」で運賃が異なることになります。
なお、小田急バスでは今後の神奈中の運賃改定にあわせて「鶴08」も運賃改定を実施する方向で調整しており、
運賃改定が決まり次第、公式サイトなどで案内し、路線毎に運賃が異なる期間は一時的なものとなりそうです。
(※但し神奈中と同時に運賃を改定するかは未定)
ちなみに、稲城市内でも京王バスと共同運行する「稲11・稲城駅~長峰」と「稲12・稲城駅~若葉台駅」の
稲城駅~稲城市保健センター間で川崎運賃地区が適用されているものの、こちらも京王バスとの兼ね合いで
今回は運賃据え置き(210円)としています。
この3系統は神奈中と異なり整理券方式でないので、鶴川駅発のバスでは行き先を虚偽申告すれば10円安く済むという不合理が解消されるのは良いことですね。