<追記>
取付階段部設置と花壇復旧が完了しました。
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玉川学園前駅北口の「玉川学園コミュニティセンター」建替リニューアルオープン、
駅舎と新コミセン結ぶ「玉川学園前駅デッキ」6月着工へ。オープンには間に合わずの続きです。
玉川学園前駅の北口駅舎とコミュニティセンターを結ぶ歩行者デッキ「玉川学園前駅デッキ」が、
2021年10月28日(木) 午前11時に開通します(※デッキ取付階段部を除く)
→地図を表示(東京都町田市玉川学園2丁目)
市内駅3例目のデッキ完成に。傾斜地のバリアフリー化に
これは、2021年5月22日(土)に建替リニューアルした「町田市玉川学園コミュニティセンター」にあわせ、
駅からコミュニティセンターまでのアクセス向上と地域のバリアフリー化を目的に設置が進められていたもので、
傾斜地に位置する新コミュニティセンターと玉川学園前駅南北自由通路が1本で結ばれます。
<写真>玉川学園前駅デッキのコミセン側(左)と駅舎側(右)の各接続部
歩行者デッキ(ペデストリアンデッキ)は、全長59.4m・幅員3.0~3.5mの屋根付き桁橋で、
センター側に20人乗りエレベーター1基(ストレッチャー対応)と取付階段(年内使用開始予定)を設置し、
町田市内での駅前デッキ新設は、町田駅前・南町田グランベリーパーク駅前に続いてこれが3例目となり、
今後は駅舎改築が計画されている鶴川駅前でも整備が予定されています。
<写真>デッキ開通にあわせて稼働時間が延長される「コミュニティセンター内エレベーター」
なお、玉川学園2丁目住宅地やセンター併設の月極駐輪場は、センターよりも更に高い場所に位置していることから
センター横の坂(ふれあい坂)を昇り降りする以外の移動手段として、コミュニティセンター内のエレベーターが利用でき、
現行の稼働時間は「8:30~22:00」ですが、デッキ開通後は駅の始発・終電にあわせて稼働時間が延長されます。
→地図を表示(東京都町田市玉川学園2-19-12)
地中の残置物発見などで、当初予定より遅れて開通に
<画像>デッキ北側立面図。バス通りから駐輪場までの高低差は最大17m程。
市では当初の計画として、デッキ工事は2019年夏ごろ着工、2021年2月使用開始を目指し、
2019年4月・6月・8月の計3回に渡って発注したものの、技術者不足などで入札参加者がおらず、
これによってコミュニティセンターの開所にデッキ完成が間に合わなくなり、最後の入札から5ヶ月後の
2020年1月の入札で地元の「石井工務店」に施工業者が決まり、2020年6月に着工しました。
<写真>夜間道路を封鎖し、クレーンで架設されたデッキ。残置物が見つかったのは左手の橋脚付近。
着工時は2021年9月20日までの工期で工事が進められ、2021年9月の使用開始を目指していましたが、
施工途中に線路側のデッキ橋脚施工位置の地中から、土地所有者の小田急電鉄も把握してなかった
残置物の「浄化槽」が発見され、この撤去に時間を要した為、工期が2021年12月15日に変更され、
開通時期も1ヶ月ほどずれ込むことになっていました。
<写真>今回使用開始となるデッキエレベーター(左)と、年内開通を目指すデッキ取付階段部(右)
今回の開通でデッキ及びエレベーターが使用開始となりますが、残工事として駅前花壇地の復旧と
センター側デッキ取付階段部の施工が残されており、これらを今年12月までに完了させる予定です。
できればデッキの曲がり角に新宿方に下りる階段ができれば玉川学園通学生・児童の助けになるような気がしますね。