<写真>土曜・休日を中心に減便される「相02・相模原駅南口~国道16号~相模大野駅北口線」
町田市内の「神奈中バス」ダイヤ改正で、再び減便へ。国内最古の鶴11深夜バスも廃止、
相模原市内の「神奈中バス」10/24(土)から大幅減便。コロナで深夜バスも縮小の続きです。
相模原市内の「神奈川中央交通東 橋本営業所(峡の原車庫)」では、
2021年10月16日(土)にダイヤ改正を実施し、2年連続で本数減便となります。
市内主要路線で、本数減便や深夜バス縮小に
今回のダイヤ改正は、橋本駅、相模原駅、淵野辺駅、相模大野駅、上溝、田名BT発着路線の一部で
土休日の本数減便や終車時刻の繰り上げ、深夜バスの一部廃止などが実施されることになり、
昨年10月のダイヤ改正ほど大規模ではないものの、今回もコロナ禍におけるバス利用者減少や
近年問題視されているバス業界の慢性的な運転手不足が背景にあるとみられています。
【減便路線】
[相02] 相模原駅南口~国道16号~相模大野駅北口
[相05] 相模原駅南口~大野台・淵野辺公園~相模大野駅北口
[相12] 相模原駅南口~市役所前~上溝
[相14] 相模原駅南口~横山団地~上溝
[相17] 相模原駅南口~田名バスターミナル~水郷田名
[相31] 相模原駅南口~大河原~峡の原車庫
[相36] 相模原駅南口~昭和電線前~下九沢団地
[当02] 田名バスターミナル~原当麻駅~北里大学病院・北里大学
[橋34] 橋本駅南口~六地蔵・作の口~上溝
[橋57] 橋本駅南口~榎戸~田名バスターミナル
[橋57] 橋本駅南口~榎戸~望地キャンプ場入口
[橋58] 橋本駅南口~宮の上~下九沢団地
[橋52] 橋本駅北口~宮下~相模原駅北口
[橋55] 橋本駅北口~三菱電機前~相模原駅南口
[淵34] 淵野辺駅南口~上溝団地循環(光が丘廻り)~淵野辺駅南口
[淵35] 淵野辺駅南口~上溝団地循環(光が丘小学校廻り)~淵野辺駅南口
[淵36] 淵野辺駅南口~青葉循環(右廻り)~淵野辺駅南口
[淵37] 淵野辺駅南口~青葉循環(左廻り)~淵野辺駅南口
【時刻変更路線】
[橋36] 橋本駅南口~六地蔵・九沢自治会館前~上大島
[橋41] 橋本駅南口~相模原協同病院
[田05] 田名バスターミナル~内出~相模原協同病院
[淵34] 淵野辺駅南口~光が丘一丁目
[淵53] 淵野辺駅南口~上溝~田名バスターミナル
相02や相31など、国道16号経由路線で減便目立つ
<写真>終日減便の対象となった「相31・相模原駅南口~峡の原車庫線」
今回、特に国道16号線を通る路線で減便が目立ち、大部分の停留所が16号上に設置されている
「相02・相模原駅南口~国道16号~相模大野駅北口線」は道路渋滞による定時運行困難などで
年々本数が減らされ、2018年12月には1日平均5~7本減便、2020年10月には平日・土曜4本減便、
今回は土曜・休日を中心に7本ずつ減便となり、日中は30分間隔(2018年頃は20分間隔)で運行されます。
また、相模原駅から16号と津久井広域道路を通って車庫に向かう「相31・相模原駅南口~峡の原車庫線」は
元々利用者があまり多くないこともあって、今回の改正で日中は30分間隔から40分間隔での運行に変わります。
この他にも、相模原駅~市役所~上溝を結ぶ「相12」や
下九沢団地線(橋58、相36)でも減便が目立っています。
本当に悪循環
神奈中は遅れてくるのが当たり前
朝も夜も時刻通りに来ることはまずない
とくに朝の行幸道路の混雑はひどすぎる
神奈川中央交通に限らずバスはそういうものだよ。
近隣の西東京や京王、小田急や相鉄、江ノ電もそう。
本数の多い路線や母体の大きい東急や都営はまだマシかもしれないけど、それでも専用道でない限りはほとんど変わらない。
一般道を走る為に同じように遅れることもあるけど、路面電車の方がミクロの公共交通としてはよかったわけ。
自家用車という憧れがあれど、それをモータリゼーションで駆逐しちゃったんだから仕方ない。
たしかに遅延するのは同然なんだけど、相模原の場合は既に始発から遅延していることが常態化してますからね。
特に今回減便となる相02は16号のせいで遅延頻度が高め。運転手さんもトイレ休憩の時間すら取れなくなったりして本当に可哀想に思うよね。
それは相模原の道路事情がだめだって言う話だから、事業者がどう変わろうとも意味ないよ。
高速は遠くて、国道のバイパスは生活道路で、駅前通りはどこも使いにくい、役所や商店が離れている、真っ直ぐいけずに少しだけの距離間を交差点で右左折交互して向かわなければならない、大型の進入が多いのに16号線の対称方向の多摩・町田 – 愛川・厚木 を貫く道がない。
挙げていけばキリがないけど、そういう街なのよ。
災害が深刻化しにくいメリットなんかもあるけどね。
相02は横浜線との並走路線なので、いずれ毎時1本→1日1便→廃止の転帰を辿るだろう
自動車を規制しなくては鉄道やバスなどの公共交通を守れないのは皆が分かっていることなのに、国は経団連の幹部たる自動車産業を優遇して規制する気などない
自動車産業の雇用は下請け孫請けひ孫請けなど多岐に渡っているので、ここの雇用が崩れればどうなるのか解るはずです。
さすがに利用者が一定数いるから相02の廃止はないだろうけど、淵野辺駅発着の区間便新設は今後有り得るかもね。
遅延が慢性化しているうえに、全区間通して利用する人もそう多くはないだろうし、運転手の負担軽減を考えればそれが妥当かなと。16号の渋滞は解消する気配ないからね。
問題は鹿沼公園入口~古淵駅入口の混雑なので、仮に短縮するなら古淵駅~相模大野駅北口線になりますかね。
町09も町田駅~古淵駅の混雑で一部が区間運転の古09に切り替えられましたし古淵駅発着の実績はあります。
共和から相模大野駅、相模原駅へ、鉄道を利用できない利用者が一定数おられるんですよね。これ以上本数が減るのは勿論、廃止も乗り継ぎもしてほしくないですね。
毎回思うのだが、これを「ダイヤ改正」と言わないでもらいたい。利用者にとっては完全に「ダイヤ改悪」。神奈中はせめて「ダイヤ改定」という表現を使わないのだろうか。
この会社がいかに利用者目線に立っていないかがよくわかる。
今は労働環境を少しでも改善して運転士を確保するために、社としても利便性を犠牲にしてでも対策を打っているように感じてしまいます。
ただ、こうしたことで一層利用者が離れて負のスパイラルに陥ってしまうことも危惧されます。
自動車社会がこれだけ普及してしまっては、公共交通を維持するだけでも本当に大変です。
加えて少子高齢化対策を以前から本腰で取り組まなかった結果、そのツケが様々な面で露呈しているのが現状でしょう。余程の好転することがない限り、様々な面で明るい材料は見られないでしょうね。