<写真>2021年9月から耐震補強工事が実施される小田急線の「境川橋梁」
小田急電鉄では大規模地震に備えるため、沿線各所で地震対策を順次進めていますが、
町田駅南側の「小田急線境川橋梁」でも、2021年9月から耐震補強工事を行うことになり、
法面脇や高架下の「バイク・自転車駐輪場」が、工事スペース確保に伴って一部移転となりました。
【工事箇所】→地図を表示(東京都町田市森野・原町田~神奈川県相模原南区上鶴間本町)
小田急線が沿線各所で進める「橋梁耐震工事」
この工事は、小田急電鉄が2021年度鉄道事業設備投資計画の中で公表していたもので、
町田~相模大野間の境川上に架かる小田急線橋梁でも耐震補強工事を行うことになりました。
<写真>2011年の震災後に耐震補強工事を終えた「町田架道橋」
町田駅周辺の小田急線高架区間といえば、この境川橋梁(上り線は1988年架替)の他にも
西口の町田バスセンター上に架かる「町田架道橋」がありますが、こちらは今から10年前の
2010年9月~2011年11月にかけて施工され(※この間に東日本大震災が発生)、
当時高架下で営業していた「小田急ツインパルビル(現・小田急マルシェ町田)」は
この影響で1年近く休業となりました(※営業再開時に小田急マルシェに転換)
工事スペース確保で、一部駐輪場が2024年まで移転
今回は準大手ゼネコン「西松建設」が施工する形で2024年3月まで工事を行い、
現場周辺では工事スペース確保の関係で、法面脇や高架下で営業している
公益財団法人自転車駐車場整備センターや小田急電鉄の各駐輪場は
一部が代替地に移転することになりました。
<写真>小田急線法面脇に設置された月極自転車駐輪場「オダクル小田急町田」
工事着工に先立って、小田急電鉄直営の月極自転車駐輪場「オダクル小田急町田」は、
2021年8月1日(日)より対岸法面脇の「小田急バイクシェルター町田」跡地に移転しており、
契約更新機(精算機)は8月16日(月)まで旧駐輪場で使用できたものの、その後工事を経て
8月20日(金)に前述の新駐輪場へ契約更新機を移設され、旧駐輪場は完全閉鎖されました。
【旧駐輪場】→地図を表示(東京都町田市森野・原町田)
【新駐輪場】→地図を表示(神奈川県相模原南区上鶴間本町3-18)
<写真>工事に伴って縮小される「町田駅森野第1バイク駐車場」の屋外施設
この他、公益財団法人自転車駐車場整備センターの「町田駅森野第1バイク駐車場」は、
2021年8月27日(金)から屋外施設の一部廃止や規模縮小を実施することになり、
屋外の月極利用者はすぐそばに代替地を用意し、引き続き同センターが運営します。
<写真>8/27にオープンした時間貸バイク駐車場「オダクル小田急町田」
また、屋外の時間貸利用者(一時利用)は小田急電鉄が対岸法面脇(ミニストップそば)に
8月27日(金)から開設した時間貸バイク駐車場「オダクル小田急町田」を利用することになり、
利用料金は現行駐車場よりも10円安く利用できます(24時間誰でも利用可)
【旧駐車場】→地図を表示(東京都町田市森野1-1)
【新駐車場】→地図を表示(神奈川県相模原南区上鶴間本町2-15)
駅前再開発まだかなぁ
>まちおさん
構想自体はあるものの、今は鶴川駅前の再開発に多額の費用を投じているので、しばらくは難しいと思います。
また、JR町田駅南口側に関しても、原町田一丁目の市営駐車場周辺の一部地権者の同意を得られず、計画が事実上頓挫しています(市は計画を見直すとのこと)
「町田市中心市街地まちづくり計画」に基づき、
原町田大通りを活用して、公共空間利活用実証実験が行われていますね。
徐々にではありますが、再開発を進めていますね。