新駅舎建設など、駅前再整備で「鶴川駅前公園」閉鎖へ。今年度より公園撤去に着手、
「鶴川駅周辺再整備事業」北口・南口広場の整備概要を公表。駅舎改築や駅ビルもの続きです。
鶴川駅前で計画中の新たなバス・タクシーロータリー「鶴川駅北口交通広場」の整備に向け、
コインパーキング「小田急マルシェ鶴川駐車場」と月極駐車場「小田急鶴川第2駐車場」と
自転車・バイク駐輪場「オダクル鶴川第1」が、2021年4月30日(金)をもって閉鎖されます。
【マルシェ鶴川駐車場】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
【鶴川第2駐車場】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
【オダクル鶴川第1】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
新交通広場整備に伴い、駐車場は閉鎖・駐輪場は移設
これは、都市防災機能の向上等を進め、交通利便と生活環境等の改善を図る目的で
町田市が計画を進める「鶴川駅周辺街づくり事業」によって新たに整備される駅北口交通広場が
2021年度から整備着手されることから、その広場予定地となっている駐車場を閉鎖するものです。
<写真>今年3月末に閉鎖された「オダクル鶴川第1」の月極スペース
また、今回閉鎖される駐車場に併設されていた自転車・バイク駐輪場「オダクル鶴川第1」は廃止が決定し、
月極部分が2021年3月31日(水)で閉鎖されたほか、時間貸部分も2021年4月30日(金)で閉鎖されます。
【オダクル鶴川第1(月極)】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
【オダクル鶴川第1(時間貸)】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
<写真>公園跡地などを使って拡張された「オダクル鶴川第2」
オダクル鶴川第1の代替措置として、すぐそばの月極自転車駐輪場「オダクル鶴川第2」が今春にかけて改良され、
閉鎖される「小田急鶴川第2駐車場」の一部と「町田市立鶴川駅前公園(2019年閉鎖)」跡地を使って拡張し、
新たに「バイク駐車場(時間貸・月極)」と「自転車(時間貸)」が新設され、オダクル鶴川第1の受け皿となっています。
→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
鶴川駅北口に新交通広場や新駅舎の整備も
新たな交通広場は、既存広場の東側に整備する計画で、2020年11月に事業認可され、
早ければ2021年5月を目途に新北口交通広場の「電線共同溝整備工事」を開始予定で、
その後各整備を経て北口新広場は2024年度後半に暫定使用開始予定です。
【新・北口交通広場予定地】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-9)
<写真>将来的に鶴川駅への乗り入れが計画される連節バス「ツインライナー」
新・北口交通広場の乗り場(1バース分)については「連節バス対応」とする方針で、
FC町田ゼルビアのホームゲーム時に運行される鶴川駅~野津田公園間の「臨時直行バス」に
神奈中の連節バス「ツインライナー」が投入される計画で、将来的に輸送力増強が図られます。
同街づくり事業ではこの他にも、新たな橋上駅舎および南北自由通路を整備する計画で、
南北自由通路整備は2022年度着工予定で、新駅舎は2025年度以降の完成予定を目指し、
駅舎機能も広場と同様に東側に移ることになり、現広場跡地には新たな駅ビル建設も想定しています。
【新駅舎予定地】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1-6-3)
鶴川駅南口にも広場整備へ。アクセス路整備で川崎市と協定
<画像>町田都市計画事業鶴川駅南土地区画整理事業の設計図(町田市資料より)
一方、北口とは対照的に住宅などが多い鶴川駅南口でも、駅前広場やアクセス路などを整備する
「鶴川駅南土地区画整理事業」などを進める計画で、2021年度は用地測量を実施する方針で、
2022年度から用地取得、2024年度から整備を進め、完成は2025年度以降となる見込みで、
将来的には三輪方面のバス路線が、北口から南口に発着変更される見通しです。
【南口交通広場予定地】→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1丁目)
<画像>鶴川駅南口アクセス道路事業の川崎市道位置図(町田市議会行政報告資料より)
また、南口は神奈川県川崎市との市境に隣接することから、県道139号線から南口への道路整備にあたり、
「町田都市計画事業鶴川駅南土地区画整理事業に伴う鶴川駅南口アクセス道路の整備に関する協定」を
2020年1月31日付けで川崎市と締結しており、町田市は川崎市道岡上55号、56号、40号線を整備する一方、
川崎市は岡上駐在所前交差点の改良工事を行うことになり、整備費用は町田市と川崎市でそれぞれ負担します。
<写真>今も残る東京都管理の街灯。いちょうマークが目印だが、今後は町田市管理に変わる見通し。
余談ですが、これまで「東京都道139号真光寺長津田線」に指定されていた南口の狭隘道路については、
2021年4月1日(木)付けで都道の指定が廃止され、今後は街路灯などの設備も町田市に移管予定で、
今後はこの道路を拡幅し、南口アクセス道路を整備していく計画です。
→地図を表示(東京都町田市能ヶ谷1丁目)
小田急はどこもかしこも踏切が狭い
車道と歩道が別になっている踏切にならないものだろうか
整備に絡む話かどうかわかりませんが…
鶴川駅南口付近の狭隘部分に残っていた都道真光寺長津田線の指定が、4/1付で廃止されます(本日の東京都公報17ページに掲載)。
踏切を挟んで和光大学や岡上方面に向かう人が通る道で、世田谷通りから踏切を挟んで駅南の川崎市境までが都道に指定されていたということを知らない方も多い(大半の地図では都道の区分にされていない)かと思いますが、先週の日曜見てきた際はしっかりと電柱の上に都道の管理を示す標示が残っていました(都のイチョウマークと都道番号の139、あと管理番号)。
4/1の都道指定廃止で市道になると思われますが、これにより南口の整備に向けて前進するのではないでしょうか。
南口は鶴見川が流れており、サイクリングロードもあり、自転車の通行も多いため、路線バスとの事故が
多くなるのではと危惧しています。