<追記>
新アプリ「INTERSTREET」でのシェアサイクルサービスが、2020年4月からスタートしました。
https://kawariyuku-machida.com/article/31878.html
<写真>使用が停止され、撤去待ちの町田市内シェアサイクルステーション
電動自転車シェアサービス「ecobike」町田市内のステーションが全30ヶ所体制に、
市内初!町田駅近くなど7ヶ所で、電動自転車シェアサービス「ecobike」がスタートの続きです。
町田市の社会実験の一環として、電動アシスト自転車をレンタルできるシェアサイクルサービス「ecobike」が、
2019年4月24日(水)からサービス開始していましたが、2020年4月からサービスが大幅変更されることになり、
現行アプリでの貸出・返却は、2020年3月17日(火) 午前10時をもって終了となりました。
官民共同事業で開始した市内初の「シェアサイクルサービス」
<写真>イメージキャラクターに女優・飯豊まりえさんを起用しているecobike(プレスリリースより)
これは不動産賃貸仲介業者「APAMAN株式会社」の子会社「ecobike株式会社」が
サービス展開するシェアサイクルサービスで、同サービスのシェアサイクルプラットフォームには、
ソフトバンクグループが手掛ける「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」を採用し、
これまではHELLO CYCLINGに会員登録すれば、いつでも利用することができました。
<写真>これまで使われてきたシェアサイクルアプリ「HELLO CYCLING」のイメージ画像
しかし、ecobike社ではこれまで採用してきたソフトバンクグループの「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」から
株式会社ペダルの「INTERSTREET(インターストリート)」にシェアサイクルプラットフォームを変更する方針を示し、
ecobike社が展開する福岡などのエリアでは今月に入ってから順次、サービス移行が進められていました。
4月からは新アプリで貸出再開。利用は町田市内限定に
<画像>町田市シェアサイクルで新たに導入されるアプリ「INTERSTREET」の使い方(市HPより)
町田市では2019年4月から段階的にサイクルポートを増やし、市内全32ヶ所体制となっていましたが、
HELLO CYCLINGアプリでの貸出・返却を既に終了しており、現在はアプリ切替作業を進めていますが、
INTERSTREETアプリでの貸出・返却は、2020年4月1日(水) 午前0時からサービス開始となります。
<画像>「HELLO CYCLING」と「INTERSTREET」のサービス内容比較(町田市の場合)
INTERSTREETへのサービス移行後は、町田市内のサイクルポート増設・再編が実施予定(詳細は未発表)で、
利用料金は15分70円(税込)から15分70円(税別)に若干値上げとなり、支払方法もキャリア決済が出来なくなり、
クレジットカード決済のみとなっており、登録情報についてもHELLO CYCLINGアプリのアカウントは引き継げないため、
今後市内でシェアサイクルを利用する場合は、改めてINTERSTREETに利用登録し直すことが必須となります。
(※但し、INTERSTREETのアカウントを既に持っている場合は、そのまま利用可)
<シェアサイクルアプリ「INTERSTREET」>
【iOS版アプリ】→App Storeからダウンロード
【Android版アプリ】→Google Playからダウンロード
なお、INTERSTREETではこれまで、電動アシストが付いていない通常の3段変速自転車を採用してきましたが、
町田市内は坂の多い土地柄であることから、市としても「電動アシスト付き自転車」での社会実験継続を強く要望し、
車両に「電動アシスト自転車」を特別に採用することで、ecobike社と町田市との間で合意がなされた形で、
代わりに利用を市内限定にすることで、市内に配備した自転車の市外流出を抑える効果も期待されます。
約7割が市内移動に利用。市外では中野から町田まで来た利用者も
<画像>町田市のシェアサイクルポート利用状況(2019年10月末時点)
今回のシェアサイクル社会実験の利用実績は、市内移動が約70%、市外移動が約30%という結果で、
町田市では地域間の乗り入れが少なく、大多数が市内回遊に利用されているということが判明しており、
サイクルポートの利用回数では、町田駅周辺のステーションがいずれも利用率が高いほか、
芹ヶ谷公園や町田リス園などのレジャースポットも利用率が高い結果となりました。
一方で、多くの利用を想定して、2ヶ所のサイクルポートを設けた「野津田公園」は、
いずれも利用率が極めて低く、特にFC町田ゼルビアのホームゲーム開催時には、
直行バスが運行されていることもあり、ほとんど利用がない状況となりました。
ちなみに市外移動では主に、隣接する横浜市、川崎市、大和市の利用が多かったほか、
中には世田谷区や中野区からの利用もあったと町田市が公表した資料では報告されており、
中野から町田は約30kmの距離があり、それを電動アシスト自転車で走ったことになります(電池大丈夫かな?)
大和市も同じ新サービスに移行。電動アシスト車の貸出取り止めへ
<写真>南町田グランベリーパーク駅から徒歩圏内にある大和市下鶴間616先ステーション
南町田駅から徒歩10分!大和市の「自転車シェアサービス」を使ってみたの続きです。
町田市の隣町である神奈川県大和市でも、町田市と同じecobike社のシェアサイクルを導入していますが、
こちらもHELLO CYCLINGアプリでの貸出・返却を、2020年3月30日(月) 午前10時で終了することになり、
INTERSTREETアプリでの貸出・返却が、2020年4月7日(火) 午前10時からサービス開始となります。
<画像>「HELLO CYCLING」と「INTERSTREET」のサービス内容比較(大和市の場合)
但し、大和市は前述の町田市とは異なって、INTERSTREET移行後は「電動アシスト付き自転車」を採用せず、
電動アシストが付いていない通常の3段変速自転車を採用することになった為、町田市と同一サービスでありながら、
採用車両が異なるため、町田市⇔大和市間の相互乗り入れが不可能になりました。
加えて、利用料金も町田市と同様に若干値上げ(15分税込70円→15分税別70円)される上に、
大和市では自転車の車両がスペックダウンすることから、大和市民の利用者からは不満の声もあがりそうです。
八王子市も「シェアサイクル実証実験」4月から開始へ
<地図>町田市周辺自治体のシェアサイクル導入状況(2020年3月現在)
余談ですが、町田市の北側に接する東京都八王子ではこのほど、
ソフトバンクグループのOpenStreet株式会社とシェアサイクル実証実験の協定を締結し、
HELLO CYCLINGの「シェアサイクルサービス」を、2020年4月~2022年3月末まで実施予定です。
これにより、町田市の隣接自治体でこうした「シェアサイクルサービス」を行われていないのは、
多摩市と相模原市のみとなりました(これら2市は同一拠点で貸し借りを行う「レンタサイクル」を自前で導入)
(※強虫ペダルさん情報ありがとうございます。)
地域を限定されるとまったく意味ない
各自治体ごとに内容を決めている為相互利用・使い勝手が悪くなってるの?みたいだね
借りる手続きが、面倒ですね。
やはり、自分所有のクロスバイクの方が、町田の坂の多いところは有効ですね。
もうちょっとユーザー目線で考えないと上手くいかないと思うんだけどなあ
これで自転車のメンテナンスが少しでも行き届くようになれば良いんですが。
ハローサイクリングの頃はバッテリー切れが多かったり、タイヤの空気が抜けてたり、ボルトが緩んでたりと、とにかく車両のメンテナンスが行き届いていない印象だったので。
とりあえず、導入後は様子見ですが、それらが改善されなければ、町田市はアパマングループと手を切った方がいいかと。