UR町田山崎団地内の「旧町田市立忠生第六小学校(2003年3月廃校)」では
町田市が跡地利用として「(仮称)町田忠生小山エリア中学校給食センター」などの整備に伴って、
閉校から19年半、使用終了から18年半を経て、2022年11月から校舎解体工事が開始されました。
→地図を表示(東京都町田市山崎町1298-1)
跡地に「給食センター」と「体育館」などを整備
<写真>奥側に見えるのが「七国山小学校(旧忠生七小)」。手前が今回解体される「旧忠生六小」。
今回解体が始まった旧忠生第六小学校は、学区内の団地住民少子化に伴う小学校再編で
向かいの「旧忠生第七小学校」と旧町田山崎団地一街区の「旧忠生第五小学校」の計3校の統廃合で
2003年3月に閉校したもので、2003年4月~2004年3月まで「七国山小学校仮校舎」として使用後、
本校舎は旧忠生七小を改修する形で2004年4月に設置され、旧忠生六小は仮校舎使用終了後、
長らく廃校舎となっていました(※一部は倉庫として利用、校庭は地域向けに開放)
<写真>バス通り側から見た旧忠生六小校舎。解体に向け、足場の設置が進められている。
旧忠生六小跡地(敷地面積約17,353㎡)は、市が策定した「木曽山崎団地地区まちづくり構想」の中で
健康増進関連拠点として位置づけられており、これまでスポーツを中心とした活用が検討されてきましたが、
2021年度に同地の一部に活用して「市立中学校給食センター」を整備する方針が市から示されました。
<画像>旧忠生六小跡地の土地利用イメージ(公表資料より)
この旧忠生六小跡地の方針決定により、食とスポーツの機能が連携した「健康増進関連拠点」を目指して
敷地西側に「中学校給食センター」を、敷地東側に新たな「体育館」などの健康増進関連施設の整備を進め、
施設は民間事業者が当該地を借り受け、自ら施設整備・運営を行うことで市が費用負担無く施設を整備する
PFI手法による事業実施を想定しています。
これら新施設の整備計画に伴い、市が校舎や擁壁など外構を含めて全て解体することを決定し、
2022年度には「旧忠生第六小学校解体工事」の予算が組まれ、2022年7月の一般競争入札で
立川市の「株式会社エコワス」に施工業者が決定し、2023年6月末までに解体工事を終える計画で、
その後給食センターの建設は2023~2024年度にかけて行い、2025年1月に完成予定です。
町田市内3ヶ所に整備される「中学校給食センター」
<画像>町田市内3ヶ所に整備される「中学校給食センター」(公表資料より)
町田市では、市内公立中学校全20校に「給食」を安定して提供するため、給食センターの整備計画を進め、
市域が広いことから、前述の旧忠生六小跡地以外にも「金井スポーツ広場テニスコート・ゲートボール場」と
「東光寺公園調整池(南成瀬)」の市内3箇所にセンターを整備します。
【金井スポーツ広場】→地図を表示(東京都町田市金井2-28-5)
【東光寺公園調整池】→地図を表示(東京都町田市南成瀬7-17-1)
給食センターでは1日あたり約11,500食(1センターあたり3,000食~5,000食)の供給を想定し、
衛生上の基準から調理後2時間以内に喫食を開始する必要があるほか、市では温かい給食を届けるため、
配送時間を「30分以内」にできる位置として「町田・忠生・小山地域」「南地域」「鶴川地域」に施設を整備し、
いずれの建設候補地も市有地の利用する形で、今年度からセンターの事業者公募を進めています。
<画像>町田市内の「中学校給食センター」の給食提供開始時期(公表資料より)
給食提供開始時期は、金井が2024年度2学期から、旧忠生六小跡地が2025年度1学期から、
東光寺公園調整池が2025年度2学期からそれぞれ稼働開始とし、2024~2025年度にかけて
市立中学校では順次「全員給食」に切り替わります。
平成に発生した廃校舎、跡地利用がようやく完了
木曽・山崎団地界隈の小学校は少子化に伴って、2000年代前半にかけて相次いで統廃合されたことで
多くの廃校舎が発生しましたが、その後廃校舎跡地利用が市によって段階的に進められてきましたが、
今回の旧忠生六小の校舎解体により、同団地界隈から廃校舎が姿を消すことになり、
平成の小学校統廃合から約20年を経て、ようやく跡地利用が完了となります。
【木曽・山崎地区の廃校舎活用一覧】
・旧忠生第五小学校(2003年3月閉校)・・・校舎解体済。跡地は山崎保育園などが使用。
・旧忠生第七小学校(2003年3月閉校)・・・校舎を改修し、七国山小学校として使用。
・旧本町田中学校(2011年3月閉校)・・・校舎解体済。跡地は桜美林大学として使用(校舎は新築)
・旧本町田西小学校(2002年3月閉校)・・・校舎解体済。跡地は桜美林大学及びわかば保育園新園舎として使用(校舎は新築)
・旧緑ヶ丘小学校(2002年3月閉校)・・・校舎解体済。跡地は新消防署とグラウンドとして使用。
・旧原小学校(2002年3月閉校)・・・校舎を改修し、本町田小学校として使用。
<画像>新たな学校の候補地と新しい校舎ができる時期(町田市公表資料より)
ただ、今後は更なる人口減少で市内でも公立小・中学校の大規模な統廃合が計画されており、
再び木曽・山崎団地界隈でも廃校舎が発生する見通しで、跡地利用が今後の課題になりそうで、
少なくとも2030年前後には同団地界隈で、以下3校の廃校舎が発生する見込みです。
【木曽・山崎地区の廃校舎予定校】
・本町田小学校(2002年4月開校)
旧原小学校の校舎(1977年竣工)を改修して使用中。本町田東小との統合で、2024年度末閉校予定。
2025年度~2027年度末までは現・本町田小学校の校舎を仮校舎として使用予定(一部プレハブ増築)
2028年度からは町田三小とも統合したうえで、現・本町田東小校地に建設される新校舎に移転予定。
・山崎小学校(1980年4月開校)
同校の一部(学区分割)と忠生小、図師小の3校による統合で、2029年度末閉校予定。
統合準備として2028年度より現・図師小は増築を進め、2030年度に現・図師小で統合新設校を開校予定。
なお、現・山崎小の学区分割によって残った生徒は2030年度に七国山小と統合して統合新設校を開校予定。
同校は現・山崎小を仮校舎とし、2033年度より現・七国山小校地に建設される新校舎に移転予定。
・山崎中学校(1979年4月開校)
町田第三中学校との統合により、2030年度末閉校予定。
2031年度に町田木曽団地内の「木曽山崎グラウンド」に建設した新校舎に統合新設校を開校予定。
なお市では、2022年12月4日(日)まで公式サイト上で「公共施設の再編等に関するアンケート」として
学校跡地の活用等に関するアンケートを実施しています。
https://www.city.machida.tokyo.jp/shisei/gyousei/keiei/kokyoshisetsumanagement/minnadekankaeruba.html
外周のフェンスや非常階段の鉄骨、さび具合を見ると相当の期間放置されていたのが分かります。
ようやく工事が始まるんですね。どんな風になるのか、完成が楽しみです。
「団地内広場」もグランド(砂利引き)の延長みたいなものなので、UR敷地との境は境界標(杭)だけ明確化しておきフェンスを設けず一体的に整備すれば広く使えるのにね。
近辺に沢山の小中学校があったんですね。
当時の事は分かりませんが、70年代80年代は悪ガキもいっぱいいたのかなと。
実は使われていないと書かれていた校舎は、市の倉庫替わりで使われてました。
母親が忠生六小の給食のおばさんだったので、跡地が給食センターになるのは何か感慨深いものがあります。
六小ついに解体されるのですね
五、六、七小合同の球技大会を六小の校庭でやったのを思い出しました
>たかしさん
30年前は本中と(町田)三中がガラ悪くて、山中がおとなしいイメージですね
三徳商店街のグリーンハウスにあったアーケードゲームで山中生が遊んでいたら
本中生にカツアゲされたなんて話をよく聞きました (山中狩りと呼ばれていました)
↑へ~っ 15の夜の世界だね、尾崎豊が唄ってた
20年位前まで三中はヤバイ学校でしたね。校庭をバイクで暴走したり、暴行事件が起きたりで。学校内の体罰も黙認されてましたし。
2000年代半ばくらいからようやく落ち着き、テニス部が活躍が盛んとなり、校風が比較的良い学校になりましたが。
当時はガラスを割られないよう、教室のドアガラスはアクリルに、トイレの鏡は撤去なんて措置も取られていましたが、今の子供たちに言っても信じてもらえなさそう(笑)
通りすがりさん、元三中生さん、面白いお話をお聞かせくださいましてありがとうございました。
本町田東小学校は残るなぁ。周辺が団地だから、近辺の学校のように廃校の対象になるかと思っていたけど。卒業生だけど、入学時は生徒があふれて、一学年7クラスあったり、金井小と分校したりでどんどん分かれていったけれど、40年近くたってまた集められるのもなんか感慨深い。
昔の町田はかなり悪ガキ多かったですね~暴走族も結構な勢力でした
有名どころだと魅孵(みかえり)美人とかスペクター?忠中の事件もそのぐらい
事件ってどれだっけ?先生が生徒刺したやつ?
教師同士で殴り合いのけんかしたやつ?
机燃やして消防車来たやつ?
山ほどありすぎて今更覚えとらんよ
「僻地ほど治安悪いな」と当時は思ってた