<地図>金井町・藤の台団地地域の新町名区域図
住居表示実施の「小川・鶴間地区」2016年7月18日から新住所に変更の続きです。
東京都町田市が地番表示地域において、近年段階的に進めている「住所整理事業」ですが、
市北東部・鶴川地域の「金井町」でも、2020年7月25日(土)に住居表示実施が予定され、
対象地域の大部分が新住所「金井ヶ丘」と「藤の台」に変更されます。
4年ぶりの住居表示実施。今回は検討期間を長く設定
<写真>約5千人が住むUR藤の台団地。その後の検討で、全街区が住居表示の対象に。
今回、住居表示が実施されるのは、鶴川街道東側の外周部に位置する金井町を中心に行うもので、
当初案では金井町と本町田にまたがるUR藤の台団地のうち、金井町地内の団地3街区のみ対象とし、
本町田地内の団地1街区・2街区は対象に含まれていませんでしたが、その後検討を重ねた結果、
隣接する本町田地内の藤の台団地1街区・2街区も含めて実施する方針に転換されました。
藤の台団地が本町田から分離されることになり、本町田の人口は3千人程度減少して、
人口2万1千人台になる見通しですが、町田市内最大の居住人口の座は引き続き維持します。
(※市内で人口2万人越えの町域は本町田が唯一だが、近年は人口減少中。市内2番目は小山町)
ここ数年は、ほぼ2年おきに行われてきた町田市の住居表示実施ですが、
今回の地域では「町区域の新設に関する市民懇談会」の開催期間を長く取り、
対象者への周知や意見聴取など、より丁寧な対応を取る方針に改められたことで、
実施時期の間隔が以前よりも長くなっています(前回の実施から約4年が経過)
<近年の町田市内住居表示・地番整理実施状況>
2004年04月01日(木) – 約2,000世帯、約5,500人対象
[地番整理] 小山ヶ丘1~6丁目を新設(小山町と相原町の一部)
2007年12月01日(土) – 約10,000世帯、約20,000人対象
[住居表示] 木曽東1~4丁目・木曽西1・4~5丁目を新設(木曽町の大部分)
2009年07月01日(水) – 約10世帯、約30人対象
[住居表示] 山崎1丁目を新設(山崎町の一部)
2010年07月19日(月) – 約4,300世帯、約10,000人対象
[住居表示] 能ヶ谷1~7丁目を新設(能ヶ谷町の全域)
2012年02月18日(土) – 約1,700世帯、約4,500人対象
[地番整理] 木曽西2~3丁目・根岸1~2丁目を新設(木曽町と根岸町の一部)
2012年10月08日(月) – 約8,100世帯、約18,900人対象
[住居表示] 金森2~7丁目・金森東1~4丁目を新設(金森の全域)
2014年07月21日(月) – 約7,200世帯、約16,300人対象
[住居表示] 高ヶ坂1~7丁目・成瀬4~7丁目・西成瀬1~3丁目を新設(高ヶ坂・成瀬の全域)
2016年07月18日(月) – 約8,800世帯、約21,200人対象
[住居表示] 小川5~7丁目・鶴間4~8丁目・南町田1~5丁目を新設(小川・鶴間の全域)
2020年07月25日(土) – 約5,500世帯、約11,000人対象(推計)
[住居表示] 金井ヶ丘1~5丁目・藤の台1~3丁目を新設(金井町のほぼ全域と本町田の一部)
新町名は「金井ヶ丘」と「藤の台」。郵便番号は集配局で異なることに
同対象地域では、全域での住居表示実施に向けて、当該地区住民を対象に
2018年3月13日(火)~4月13日(金)まで新設町名の公募が行われ、
2018年11月に新町名案がまとまりました。
新町名の公募では、区割りを鶴川街道に隣接する金井町の5地区と、
藤の台団地の1地区で、対象の金井町5地区では「金井」の2文字を付けた新町名を、
藤の台団地については藤の台や本町田以外の町名も可能というのが条件でしたが、
検討の結果、町名案は金井町地区(藤の台団地を除く)を「金井ヶ丘1~5丁目」に、
藤の台団地地区を「藤の台1~3丁目」に決定しました。
なお、郵便番号は金井ヶ丘全域(鶴川郵便局エリア)が「〒195-0076」である一方、
藤の台は旧本町田(町田郵便局エリア)と旧金井町(鶴川郵便局エリア)で集配局が異なることから、
旧本町田にあたる1丁目・2丁目は「〒194-0039」、旧金井町にあたる3丁目は「〒195-0039」と
同じ町内でありながら上記のように異なる郵便番号が町田市内で初めて採用されることになりました。
(※ダイハツは旧金井町にあるが、住居表示後は藤の台2丁目になるため、194-0039となる)
<地図>町田市内の主な集配区域分け。市内3局がそれぞれ担当し、忠生地域では管轄が複雑。
集配局のエリア(郵便区)を跨いで建っている大規模団地は、市内ではこの藤の台団地が唯一となっており、
そうした地域だからこそ発生した現象で、今後は郵便区を跨いで町域が新設される可能性は低いとみられます。
【町区域概要】
<金井ヶ丘(かないがおか):〒195-0076>
・金井ヶ丘1丁目・・・木倉地区・金井小学校・藤の台団地交番(旧金井町)
・金井ヶ丘2丁目・・・金井八幡神社・セキチュー(旧金井町)
・金井ヶ丘3丁目・・・笹子地区・つる川和光台(旧金井町)
・金井ヶ丘4丁目・・・栗谷・川井田地区・鶴見川流域南側(旧金井町)
・金井ヶ丘5丁目・・・和光大学 町田キャンパス(旧金井町)
<藤の台(ふじのだい):1丁目・2丁目は〒194-0039、3丁目は〒195-0039>
・藤の台1丁目・・・UR藤の台団地1街区・藤の台ショッピングセンター(旧本町田)
・藤の台2丁目・・・UR藤の台団地2街区・ダイハツ東京販売(旧本町田・金井町の一部)
・藤の台3丁目・・・UR藤の台団地3街区・藤の台小学校(旧金井町)
町田市の住居表示実施ルール(略して「町田のルール」?)
町田市では、住居表示を実施する際の区分けを最大8丁目までとし、
地番表示時の町名が「○△町」の場合は原則、町という文字を外して、
住居表示後は「○△」という町名になりますが、金井地区の場合は既に、
金井1~8丁目まで存在することから、今回新たな町名を付けることになりました。
ただ、金井町の地番表示地域の場合、金井の西部・南部・東部と広範囲に広がり、
方角を付け加えた地名(○△東など)が付けにくいというのが課題とされてきました。
ちなみに町田市が区分けを最大8丁目までとしている理由は、
住居表示を進めた当時の町田市長が、銀座(1~8丁目)を基準にしたという説があり、
相模原市の実施地区のように9丁目以降が存在しないのは、そうした理由からだそうで、
これが現在まで、住居表示実施時のローカルルールとして引き継がれています。
その他、○丁目○番の各数字(○の部分)についても原則として、
町田市役所に近い側から順番に番号が振ることが市のルールで定められています。
(※但し、その町内に鉄道駅など町の中心施設となるものが存在する場合などは、
その中心施設を基準に番号が振られるなど、例外も存在する。<例>南成瀬など。)
住居表示の実施で、境界線も一部変更へ
<写真>薬師台一丁目に編入される「町田リス園」と、新町区域図詳細
今回の住居表示実施にあわせ、一部境界線も変更し、金井町の一部が玉川学園などに編入される他、
鎌倉街道沿い・金井町地内の小規模動物園「町田リス園」は、隣接する薬師台1丁目に編入されます。
【町田リス園敷地】→地図を表示(東京都町田市金井町733-1 [新住所:薬師台1-733-1])
<写真>金井町から藤の台二丁目に編入される「ダイハツ東京販売」
UR藤の台団地に隣接する旧汚水処理場跡地の自動車店「ダイハツ東京販売 町田藤の台店」は、
現状では店舗建屋上に本町田と金井町の境界線が引かれています(登記上は金井町に属する)が、
住居表示実施後は藤の台団地側の新町内に編入され、鶴川街道に沿って境界線が引かれます。
→地図を表示(東京都町田市金井町2857-9 [新住所:藤の台2-1-1])
<写真>大蔵町から金井ヶ丘四丁目に編入される「東京都南多摩東部建設事務所倉庫」
この他、鶴見川・下川戸橋付近の大蔵町地内にある「東京都南多摩東部建設事務所倉庫」も
住居表示実施区域の対象に含まれ、実施後は境界線の一部を変更し、金井ヶ丘に編入され、
住居表示実施後は鶴見川に沿うように境界線が引き直されます(大蔵町の一部が編入)
→地図を表示(東京都町田市大蔵町201-1 [新住所:金井ヶ丘4-53-25])
一部は金井町のまま存続。本町田での住所整理時に整理の方針
<写真>町田えびね苑外周部。UR藤の台団地給水塔も含めて、金井町として存続する。
なお、鎌倉街道を挟んだ西側の金井町と、町田えびね苑外周部(UR藤の台団地給水塔を含む)は、
今回は住居表示を実施せずに金井町として今回は存続(居住人口は2ケタ程度になる見通し)し、
将来的に本町田で住居表示等を実施する際に、当該地区に関しては検討を行う方針です。
【えびね苑斜面】→地図を表示(東京都町田市金井町)
【鎌倉街道西側】→地図を表示(東京都町田市金井町)
住居表示実施後もしばらくの間は、地名が僅かながら残る金井町ですが、
こうした事例は、2007年に住居表示が実施された「木曽町」でも残余部が存在しており、
その木曽町も将来的には、隣接する本町田の区域に住居表示実施時に編入される見通しです。
→地図を表示(東京都町田市木曽町)
可能な限り道路を境に区切られた方が分かり易いかもね。配達業務に携わる人々などにとっても。
昔 藤の台団地に住んでいましたが、いろいろと書類を書くときに、本町田****番地藤の台団地-**-***と記載していましたが、今度は、短くてわかりやすいですね。
20年くらい前に、何処に我が家を構えるかで見て歩いた場所が含まれているので、他人事とは思えず。(余計な一言か…という自覚もありつつ)
住んでる方をdisるつもりは無いのですが、地割(じわり)、名称とも、地元の人は納得したのですかね。
原則は1~8丁目までって、この記事でも説明がありましたが、原則はあくまで原則ということで、元は「金井町」なのですから、「金井10丁目」などじゃダメなんでしょうかね。
地域のつながりを無視して、原理原則に縛られたお役所仕事の典型な気がします。
地形が細長くて、金井町に入れてもらえなかった場所を掻き集めた印象が。
「金井ヶ丘」ってネーミングは、音の美しさもイマイチですが、「丘」って付けちゃったんですね。
名は体を表すと言いますが、自分のイメージでは「〇〇が丘」って地名は土地の”高低差が厳しくて生活が大変な地形”を”良い感じに美化した”イメージがあり、不動産価値も下がった気がします。
金井ヶ丘1、2丁目付近の方は、玉川学園の4、5丁目に編入してくれ!とゴネた方がお得だったのでは?
30年前のバブルの時代なら土地の名称一つでも大騒ぎだったんでしょうが、
少子高齢で空き家が山積、おまけに町田くんだりで果たして玉川学園がブランドでしょうか?
都心の地価が高いのはひとえに中国の富裕層が投資目的で購入してるからで、
今の日本の若年層は不動産にはあまり執着はないでしょう。
でも、一億総不動産屋だったあの頃が華だったのかもしれません。
本町田地区はいつ頃番地整理されるのでしょうか。早期実施お願いします。
~ヶ丘、~台…東急沿線みたいで良いかと思います。私は起伏のある土地は雰囲気があって好きです。
自宅は丘の上で買い物等大変ですが。(^^;
正直金井町は金井町でよかった
新人の配達員の方なのでしょうか、年に1度くらい場所がわからないって電話かかってきますけど
台とかヶ丘付けがちですよね なんでもいいですけど
金井8丁目が生まれると同時になお金井町地域が残り、あとで困ることが予測された時点で、金井1~8丁目は金井東と金井西にしておけば良かったのではないでしょうかね。