JR横浜線の淵野辺駅北口・矢部駅から相模原市中央区の上矢部地区を循環する
「大野北地区コミュニティバス」が、2014年2月1日(土)から実証運行開始します。
この大野北地区コミュニティバスは、交通不便地区における生活交通を確保するために、
地域・バス事業者・相模原市の3者が協働して運行するものです。
JR淵野辺駅北口そばの「桜美林大学プラネット淵野辺キャンパス(PFC)」にて、
2014年1月26日(日)に行われた「大野北地区コミュニティバス出発式」では、
桜美林大学の学生がデザインしたバス車両が、初めて一般公開されました。
今回公開された大野北コミュニティバスは、乗降口に段差のないノンステップバスで、
車種は日野ポンチョのロングボディ2ドアタイプ(乗客定員36人)が採用されました。
車両デザインには中央区のイメージカラーである「さくら色」を使用したほか、
小惑星探査機「はやぶさ」や「宇宙」など中央区をイメージしたデザインとなっています。
<左>簡易型バス停ポール/<右>既存の淵野辺駅北口バスロータリー
運行経路は、淵野辺駅北口から矢部駅・大野北地区(淵野辺・上矢部)を通り、
町田市の「馬場十字路」バス停を経由後、再び大野北地区を逆方向に通り、
矢部駅・淵野辺駅北口に戻るルートで、1循環を約50分で結びます。
(※淵野辺駅北口から馬場十字路までは約23分ほどの所要時間です)
平日朝7時のみ途中の上矢部一丁目が始発で、平日朝8時台~夜7時台と
土休日は朝8時半~夕方6時半は、すべて淵野辺駅北口始発となり、
1時間に1本の運行です(※淵野辺駅北口では2番乗り場から発車)
運賃については、現行のバス路線と同様に多区間運賃制を採用しており、
大人の初乗運賃は170円、淵野辺駅北口から馬場十字路までの運賃は210円で、
他路線と同様に「PASMO」や「Suica」のほか「かなちゃん手形」も利用可能です。
<写真>現行路線と重複する「馬場十字路」バス停(東京都町田市)
ちなみに運行ルートでは既に、バスポールの設置も完了しており、
新設停留所についてはピンク色の簡易型バス停ポールが設置されていますが、
現行路線と重複する「淵野辺駅北口」と「馬場十字路」は既存のバスポールを使用します。
なお、実証運行は約2年間の予定で、「1便あたりの利用者数が10人以上であること」及び
「運賃収入が車両償却費等を除いた経常費用の50%以上であること」を満たした場合は、
本格運行へ移行することになりますが、これを満たせないと実証運行は打ち切られます。
相模原市コミュニティバスは、橋本駅南口~相模川自然の村を結ぶ「せせらぎ号」に続き、
これが2例目の開設になりますが、相模原市のコミュニティバスとしては初めて市境を超え、
町田市内の停留所も経由するということで、町田市民の利用も期待したいところです。
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