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    2022.10.16(日)
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    小田急バス「新百合ヶ丘営業所」いよいよ開所。町田営業所は39年の歴史に幕。

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    <写真>今夏に完成した「小田急バス新百合ヶ丘営業所」の事務所棟(地上3階建て)
    【レポート】小田急バス新百合ヶ丘営業所の「はじめましてマルシェ」多くの人で賑わう
    町田市内の「神奈中バス」ダイヤ改正で大幅減便。小田急バスの営業所市外移転も影響の続きです。

    川崎市麻生区王禅寺西4丁目のゴルフ練習場「百合ヶ丘カントリー倶楽部」隣に
    新設営業所「小田急バス 新百合ヶ丘営業所」が、2022年10月16日(日)に開所するのに伴い、
    既存の「小田急バス 町田営業所」は、2022年10月15日(土)をもって閉鎖となります。
    【新百合ヶ丘営業所】→地図を表示(神奈川県川崎市麻生区王禅寺西4-14-5)
    【町田営業所】→地図を表示(東京都町田市野津田町284-1)

    町田を機能移転して開設する「新百合ヶ丘営業所」

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    <写真>ゴルフ練習場を削る形で整備された営業所の駐車場と車両出入口
    この営業所新設は、新百合ヶ丘駅発着路線の利用者増加で近隣営業所の機能増強に限界がきたことと
    近隣営業所や待機場所(生田折返場や大谷など)から新百合ヶ丘方面への車両回送が道路渋滞の影響で
    遅延が頻発していることなどから新設が決定したものです。

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    <地図>新営業所周辺の路線バス営業所位置図。新営業所は新百合ヶ丘駅に程近い。
    町田市野津田町の「町田営業所(記号:F)」の後継営業所として開設される新百合ヶ丘営業所は、
    同社としては2013年に生田営業所が移転する形で開設された「登戸営業所(記号:E)」に続き、
    神奈川県内2ヶ所目の営業所となります(その他の営業所は全て東京都内)

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    <写真>多摩ナンバーの町田営業所所属車両。新百合ヶ丘移転後は川崎ナンバーに変更予定。
    小田急バスの各営業所の所属車両のうち、若林営業所は「品川」と「世田谷(※ご当地ナンバー)」ナンバーを、
    登戸営業所は「川崎」ナンバーでそれぞれ登録され、これら以外は全て「多摩」ナンバーでの登録となっていますが、
    町田の車両が新百合ヶ丘に移管される際には、川崎ナンバーでの登録車両が一気に増える見通しです。

    営業所建設工事は当初計画よりずれ込む

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    <写真>尻手黒川道路から見た営業所事務所棟建設前の様子(2021年7月当時)
    新百合ヶ丘営業所の場所は、ガソリンスタンド「コスモ石油 新百合ヶ丘SS(2018年7月31日閉店)」跡地と
    2020年12月1日から施設規模が縮小されたゴルフ練習場「百合ヶ丘カントリー倶楽部」の敷地の一部で
    ガソリンスタンド跡地に事務所棟を、ゴルフ練習場横に車庫スペース(営業所駐車場)を配置し、
    尻手黒川道路の吹込交差点から川崎市道白山1号線を入った場所に位置します。

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    <地図>小田急バス新百合ヶ丘営業所の土地利用図
    営業所駐車場の大部分を占めるゴルフ練習場「百合ヶ丘カントリー倶楽部」ではこの車庫設置に伴って
    当初は2020年夏にゴルフ場改修工事を行う計画でしたが、新型コロナ感染拡大の影響で着工が遅れ、
    2020年12月1日から施設が縮小されて改修工事が始まり、一部練習場は隣接する別の場所に移設される形で
    2021年2月19日(金)にリニューアルしており、車庫予定地は地権者によって小田急バスに土地が売却されました。
    →地図を表示(神奈川県川崎市麻生区王禅寺西4-15-1)

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    敷地面積は、ガソリンスタンド跡地の事務所棟が約1,060㎡、ゴルフ練習場側の駐車場が約19,480㎡で、
    施工は準大手ゼネコンの「フジタ」が担当し、当初は2021年2月に着工予定でしたが、途中の工期見直しで
    2021年8月から着工開始となり、2022年5月末の完成予定は、2022年9月中旬にずれ込んでいました。

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    <写真>開所前の10/10(月)に開催された「小田急バス新百合ヶ丘営業所はじめましてマルシェ」
    新百合ヶ丘営業所では、営業所開設を前に小田急バス主催イベント「はじめましてマルシェ」が
    2022年10月10日(月)の日中に開催され、多くのバスファンや家族連れで賑わいました。
    →【レポート】小田急バス新百合ヶ丘営業所の「はじめましてマルシェ」多くの人で賑わう

    1983年開設の「町田営業所」39年経て閉鎖へ

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    <写真>芝溝街道の「小田急バス町田営業所」。場所によっては長距離回送を伴う。
    1983年7月21日に設置された「町田営業所」は、神奈川中央交通町田営業所(野津田車庫)の隣接地にあり、
    当時の生田営業所(川崎市)が担当していた路線の業務負担軽減のため新設され、当時生田が担当していた
    町田市内路線などが移管されました。

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    <写真>町田市大蔵町の「芝溝街道」を回送で走行する小田急バスの車両
    ただ、元々神奈中が路線を運行するエリアでの営業所新設だったことから
    営業所を結ぶ出入庫の営業路線はこれまで開設されず(行先表示自体は存在)、
    主要ターミナル間の回送運用自体も距離の関係から大きな負担となっていました。

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    町田営業所から主要駅までの回送距離は、鶴川駅まで4.1km、柿生駅北口まで5.7kmですが、
    新百合ヶ丘営業所からの回送距離は柿生駅北口まで1.6km、鶴川駅まで3.2kmと短くなる一方、
    玉ちゃんバスが新百合ヶ丘営業所に移管された場合は現行の1.5倍ほど距離が延びることになります※
    (※但し回送距離としては相模原市の大野北コミュニティバスの回送運用とさほど変わらない)

    2013年には町田営業所内の整備工場が、登戸営業所内に機能移転したことで
    町田営業所の存在価値自体も薄まりつつあり、今回の新百合ヶ丘営業所によって
    営業所が機能移転することで町田営業所は廃止となり、39年の歴史に幕を閉じます。
    (※営業所敷地内には「小田急百貨店 野津田物流センター」を併設)

    かつて町田市中心部に存在した「小田急バス営業所用地」

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    <写真>旭町の町田警察署。かつては小田急バスが営業所用地として所有していた。
    かつて小田急バスでは、1959年(昭和34年)から町田市旭町3丁目(現在の町田警察署の場所)に
    バス営業所用地を確保し、1971年(昭和46年)12月24日~1974年(昭和49年)10月1日までは
    その土地を使って自社のボウリング場「町田サンレーン」を営業していました。
    →地図を表示(東京都町田市旭町3-1-3)

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    <写真>中町の町田警察署跡地。土地交換により、1992年に小田急バスが同地を取得。
    しかし、当時小田急町田駅前にあった町田警察署の庁舎が老朽化と手狭になったことから移転することが決定し、
    その際にバス営業所用地を警察署用地に転用することになり、1992年に土地交換する形で警察署が移転し、
    以降は町田駅前に小田急バス所有地が存在することになりましたが、その後も営業所が開設されることなく、
    一時期は町田市が土地を借りる形で「中町第2庁舎(2012年7月6日閉鎖)」が開設されたほか、
    現在は小田急グループのコインパーキング(タイムズ)として利用されている状況です。
    →地図を表示(東京都町田市中町1-4-4)

    町田市内路線は運行継続。同日付でダイヤ改正も

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    <写真>小田急バスが運行を受託する「玉川学園地区コミュニティバス(玉ちゃんバス)」
    2011年には自社唯一の町田駅乗り入れ路線「柿20(柿生駅北口~町田バスセンター)」も廃止されており、
    小田急バスとしては町田駅との関係がほぼ断れた状態ですが、市内では鶴川と玉川学園※に路線を運行し、
    これら市内路線は新百合ヶ丘に全面移管する形で運行を継続します(※玉川学園は市からの受託運行)

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    <画像>新百合ヶ丘営業所開設に伴うダイヤ改正概要(2022年10月16日実施)
    また、新百合ヶ丘営業所の開所と同時にダイヤ改正も実施し、一部共同運行する神奈中もダイヤ改正を行い、
    新百合ヶ丘駅側の路線は増便する路線も多いものの、鶴川駅側の路線は鶴川団地線が減便となります。

     【ダイヤ改正路線】
     [新01] 新百合ヶ丘駅~平尾団地・・・減便
     [新06] 新百合ヶ丘駅~駒沢学園・・・増便
     [新08] 新百合ヶ丘駅~若葉台駅・・・平日増便・土休日減便
     [稲02] 稲城駅~新百合ヶ丘駅・・・減便
     [稲02] 稲城駅~駒沢学園~新百合ヶ丘駅・・・増便
     [稲03] 稲城駅~駒沢学園・・・減便
     [若11] 黒川~若葉台駅・・・時刻変更(黒川発12:08→9:08に変更)
     [柿22] 柿生駅北口~下麻生~桐蔭学園・・・減便
     [柿22] 柿生駅北口~急行~桐蔭学園・・・増便
     [鶴11] 鶴川駅~センター前~鶴川団地・・・減便
     [鶴12] 鶴川駅~センター前~鶴川団地循環・・・減便
     [鶴13] 鶴川駅~鶴川六丁目~鶴川団地・・・減便
     [鶴26] 鶴川駅~真光寺公園・・・時刻変更

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    <写真>新百合ヶ丘営業所そばの「百合ヶ丘カントリー倶楽部前」バス停
    なお、新百合ヶ丘営業所開設に伴う新規路線開設は出入庫系統も含めて無く、
    営業所に忘れ物などを取りに行く際は、新百合ヶ丘駅から小田急バスなどが運行する
    既存路線(新10など)を利用するよう呼びかけています(「百合ヶ丘カントリー倶楽部前」下車)

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    <写真>新百合ヶ丘営業所の窓口は公道に面し、町田営業所よりも利用しやすい造りに。
    営業所移転作業に伴い、町田営業所の窓口は2022年10月14日(金)をもって営業終了となり、
    新百合ヶ丘営業所の窓口は2022年10月17日(月)から営業開始予定で(※10/15・16は窓口休業)、
    窓口営業時間は変わらず9:00~19:00(年中無休)で、定期券販売や忘れ物の対応などを行います。

    施設情報
    小田急バス 新百合ヶ丘営業所
    用途:バス営業所
    所在地: 神奈川県川崎市麻生区王禅寺西4-14-5
    アクセス:新百合ヶ丘駅より「百合ヶ丘カントリー倶楽部前」バス停下車
    開館時間:[窓口] 9:00~19:00
    休館日:年中無休
    -- その他情報 --
    開設日:2022年10月16日(予定)
    前身:[事務所棟エリア]
    ・コスモ石油 新百合ヶ丘SS(ガソリンスタンド)
     (2018年7月31日閉店)
    [駐車場エリア]
    ・百合ヶ丘カントリー倶楽部(ゴルフ練習場)
     (2020年12月1日から施設規模縮小)
    施工業者:株式会社フジタ
    用途地域:
    • 第一種低層住居専用地域
    • 第一種住居地域
    ※いずれも2022年10月16日時点での情報です。
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    [Update] 2022-10-16 00:01:30