多摩市を結ぶ「町田市道 忠生630号線」唐木田手前の狭隘路で、道路拡幅開始の続きです。
町田市上小山田町~多摩市唐木田を結ぶ準幹線道路「町田市道 忠生630号線」で、
2019年7月上旬から線形改良等を目的とした「道路拡幅工事」が進められていましたが、
2019年度分の工事が2020年3月下旬に終了し、一部区間で歩道が完成しました。
→地図を表示(東京都町田市上小山田町~下小山田町)
<写真>2019年7月着工前と2020年3月工事後の比較(川崎水道付近)
忠生630号線は、町田市が多摩市方面への新たなアクセス道路として2009年に整備したもので、
市営下小山田苗圃~山中集会所前までの区間については幅員13mの新道が整備されましたが、
山中集会所以北の多摩市側の区間については、現在も道幅の狭い狭隘路のままとなっていました。
新道区間の完成から昨年で10年が経過しましたが、近年は交通量が増えていることに加え、
2017年12月からは、小山田桜台と唐木田駅東・多摩南部地域病院を結ぶ「路線バス」も運行され、
今後バスの大型化(現在は小型バスでの運行)も見据えていることから、道路改良を行うことになり、
市ではまず、今回の「忠生630号線(第二期) 道路改良工事(その1)」を施工しました(※施工は岳大土木)
道路延伸を見据え、線形を改良。一部に完成形の歩道も
<上>2019年7月着工前と工事後の比較(山中集会所バス停前・町田市街方面)
<下>2019年7月着工前と工事後の比較(山中集会所バス停前・多摩市方面)
山中集会所南側の2車線区間では、暫定区間の一部で道路の線形改良が実施され、
山中集会所バス停以南の一部が完成形の全体幅員13m道路として整備され、
両側には歩道(幅員2.5m)が設置されました。
→地図を表示(東京都町田市上小山田町)
山中集会所バス停以北では今後、多摩市側と1本の道路で結ぶことを想定しており、
それにあわせて線形を変更し、今後整備される地点で歩道が途切れているのが分かります。
狭隘区間の一部にも歩道整備。車道拡幅は次期工事以降に
また、山中集会所北側の狭隘区間では拡幅により、新たに「片側歩道(幅員2.5m)」が部分整備され、
歩行者が安全に通行できる箇所が増えましたが、車道の拡幅については仮設工事のみとなり、
全体的な完成は次期工事以降に持ち越され、2021年度内に開通予定となっています。
→地図を表示(東京都町田市上小山田町)
<写真>将来的に拡幅・延伸整備される箇所(左:町田市街方面、右:多摩市方面)
次期工事の「忠生630号線(第二期) 道路改良工事(その2)」では、擁壁や縁石などの設置が予定され、
2020年4月2日(木)付けで工事発注が出され、2020年5月半ばの開札で施工業者が決定する見通しです。
<上>移設前(左)と移設後(右)の「川崎市上下水道局山中監視孔」
<下>移設工事が進む水道施設「川崎市上下水道局山中監視孔」
また、狭隘区間にあった川崎市の水道施設「川崎市上下水道局第1導水ずい道山中監視孔」は、
道路拡幅の支障となることから、道路改良工事とは別件で、川崎市によって同施設の移設が進められ、
こちらは川崎の麻生建設が施工しており、施設がセットバックする形で整備が進められていますが、
道路改良工事が完了した現在も工事が終わっておらず、工事はもうしばらく続く見通しです。
→地図を表示(東京都町田市上小山田町1064-3)
世の中では、新型コロナウイルスの感染拡大で不要不急の外出自粛要請が出ている中、
土木業界では休工日を除き、ほとんどの現場で現在も休みなく工事が続けられており、
こうした状況を一人でも多くの方に知って頂きたく、この記事を掲載いたしました。
(2023/02/08 00:34)
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