<地図>町田3・4・34号線と町田3・4・9号線の計画平面図
町田市では、小田急線の通称「南大谷ガード下」の渋滞緩和などを目的に、
新たなアンダーパス道路「町田都市計画道路3・4・34号本町田金森線」と
接続路の「町田都市計画道路3・4・9号高ヶ坂成瀬線」の事業化に向け、
関係各所と協議を進めているほか、2022年度は事業化に向けた設計を進める方針です。
問題山積の「南大谷ガード下道路」のバイパス路整備へ
<写真>小田急線ガード下を走り抜ける神奈川中央交通の「町76系統」
現在、南大谷~西成瀬を抜ける小田急線南大谷ガード下の市道(2車線、幅員7~9m程度)は、
他に代替路線がないことから交通量が多く、大型の路線バス(神奈中・町76系統)も運行されるものの、
幅員が狭いうえ、途中にカーブが存在することから、バス運行時には車両同士のすれ違いが困難な状況で、
センターラインを越えて運行せざるを得ず、大雨時にはガード下が冠水するため、度々通行止めになるなど
市内主要道路の中でも特に問題が山積している道路として知られています。
【南大谷ガード】→地図を表示(東京都町田市南大谷)
<写真>歩道の無い区間に設置される南大谷の「神社前」バス停(町田BC方面)
また、途中の停留所には歩道すらなく、南大谷天神社近くにある「神社前」バス停は、
車道と畑の間に設けられた僅かなスペースに停留所が設置されるなど危険な状態が続いており、
区間内にバスベイも無いことから、乗客の乗車・降車時には渋滞が発生する問題も発生しています。
<地図>町田市内の都市計画道路第四次事業化路線
現在整備が計画されている「町田3・4・34号本町田金森線」と「町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線」は、
前述紹介した市道のバイパス路線として町田市が整備予定で、2016年に策定された都市計画道路の
第四次事業化路線(2016年度~2025年度)では、これら2路線も優先整備路線に選定されていました。
小田急線下を潜るバイパス道路「町田3・4・34号線」
<上>(左)南大谷交差点から東方向を望む、(右)恩田川梅の橋付近から西方向を望む
<下>小田急線アンダーパス予定地(左:西側・梅の橋付近、右:東側・石洗橋付近)
町田3・4・34号線は、鶴川街道と交わる「日向台」交差点を起点に、南大谷・高ヶ坂・南成瀬・金森を結ぶ
市内環状道路の一つで、日向台(本町田)~南大谷、南成瀬地区、金森地区が部分供用されていますが、
今回整備が計画される南大谷~高ヶ坂4丁目間(延長約950m)では、小田急線をアンダーパスで潜り抜け、
南大谷小学校・中学校の間を通り、高ヶ坂4丁目の住宅街で町田3・4・9号線と接続します。
【町田3・4・34号線】→地図を表示(東京都町田市南大谷~高ヶ坂4丁目)
<左>南大谷中学校と小学校間の予定地/<右>高瀬第3公園前から南方向を望む
当該区間は事業未着手ながら、計画予定地の多くで道路用地が多く確保されているほか、
2015年に高ヶ坂4丁目地内で行われた宅地造成(戸建分譲)では道路整備を見越して
造成時から土地がセットバックされるなど、地元でも整備に向けた機運が非常に高く、
立ち退き対象となる住戸の数は、さほど多くない見通しです。
なお、前述の第四次事業化路線では、高ヶ坂4丁目~成瀬街道~南成瀬2丁目の区間についても
優先整備路線に位置付けられているものの、今のところ当該区間に関しては事業化に関する言及は無く、
実際に事業化となった場合も、住宅密集地を通過することから用地取得は容易ではないとみられます。
町田3・4・34号線の接続道路「町田3・4・9号線」
<写真>住宅地の市道南264号線と重複する形で計画される「町田3・4・9号線」
一方で、町田3・4・34号線の接続道路「町田3・4・9号線」は、成瀬台南側を横断し、
横浜市青葉区奈良地区を結ぶもので、成瀬うさぎ谷戸公園~横浜市境間は既に供用され、
残る高ヶ坂4丁目~成瀬うさぎ谷戸公園(西成瀬2・3丁目)間は住宅密集地を抜けるため、
用地取得が難航することが予想されています。
【町田3・4・9号線】→地図を表示(東京都町田市高ヶ坂4丁目~西成瀬3丁目)
<写真>左の坂道付近を「町田3・4・9号線」が通る計画。鳥居と祠も含めて立ち退き対象に。
また、途中の区間にはかしの木山自然公園南口に通じる縦断路が存在し、
この付近は高低差も激しいことから、高低差処理も今後の課題となりそうです。
市ではこれら2路線に関し、2022年度は事業化に向けた設計を進める方針で、
町田3・4・34号線ではアンダーパス設置に伴い、市では関係する小田急電鉄や
隣接する恩田川(一級河川)を管理する東京都などと既に話し合いを進めており、
併せて今後は地域住民に対する説明も行っていき、早期事業化を目指します。
まさに地元ですが、まったく現実感を感じない
計画です。
南大谷ガードは危険極まりないですから、早く整備が進むと良いと思います。
車で本町田方面から成瀬方面に行くとき必ずここ通るんだけど、
確かにガード下ではバスとすれ違うのは無理がある。
でも、道が狭くて車の通行が大変だとか
バスの乗り降りが難儀な個所は、他にもたくさんあるではないか。
日大の寮が建設されて以来、南大谷の三和への買い物で道端を通行する人が目に見えて増えているのでバスが迂回するだけでも意味があると思います。なにせこのアンダーパスのせいで町76用車体があったとかいうほどですからねえ。
いつ頃全通するのかな?。少なくとも50年以上先か?。
>バスの乗り降りが難儀な個所は、他にもたくさんあるではないか。
町田に限った話で言えば、ここまでの運行本数で尚且冠水して通れなくなるバス運行道路なんてここくらいですが。
町田の将来はモノレール沿線若しくは16号沿いの古淵界隈又は橋本多摩境界隈が有望ですな
他は陸の孤島言うか開発する意味がない
町田市は渋滞解消に向けた道路計画が幾つもあって、将来への希望がありますねー・・・
それにしても相模原市南区は、計画撤回ばかり。グチグチいいたくなる。
いくら道路整備しても市内の道路はほとんど片側一車線ですからたかが知れてますよ。せめて都3.3.36は全線片側二車線欲しかったですがそれも叶わないのでもう町田市には期待してません。ちなみに原町田五丁目~柿生に向う完全未着手の路線がすごく気になりますが多分50年経っても着手出来なさそう…
この計画道路が小田急と交差するところは恩田川自転車歩行者専用道路が右岸側にしかなくて、左岸側の空き地はどうするんだろうと思ってたんですよ、成高にチャリ通してた頃(40年前)に…
学校の脇を通るのは大丈夫なのかな。
道路が出来る頃には南大谷小は統廃合でこの場所から無くなってますので、問題ありません
毎日 車通勤で通る道路ですが、特に朝と夕方 そして、土日祝日でも渋滞する難所の道路です。
①神奈中バス側には、今、糞迷惑なコロナで、乗客が少ないであろと思い、この区間 町田駅~成瀬台方面に関して、マイクロバス運行をしばらく行ってはどうでしょう。
② 南大谷アンダーパスの区間以外で本町田方面の日向台交差点付近の渋滞対策(本町田団地附近の
木曽南方面だけ、2車線化(左側を直進用 第2車線は日向台交差点で右折する専用)
歩道を少し1m削る。
③かしの木山自然公園 手前の五差路交差点の改良
そして、今回のバイパス道路の事業化について、付近が住宅地と学校付近を通るため
土地の取得や通学時の安全、恩田川の近くを通るので、大雨による被害などの問題を
どのようにするのか。
個人的には、自宅から大和市下鶴間の会社までのルートが便利になるので期待があります。