<追記>2024年7月に住居表示実施予定です。
東京都町田市が地番表示地域において、近年段階的に進めている「住所整理事業」ですが、
市中部の「南大谷」と「東玉川学園」でも、2024年に住居表示実施が計画されており、
2021年度から町域の検討などが開始されます。
今回、住居表示が実施されるのは、全域が地番表示地域となっている「南大谷」と
隣接する東玉川学園のうち、地番表示地域である「東玉川学園3・4丁目」が対象で、
東玉川学園1・2丁目は既に住居表示が完了していることから対象には含まれません。
新型コロナの影響で、予定より半年以上遅れて事業開始
対象は合計で約5,200世帯12,000人に上りますが、その9割近くが南大谷の居住者で、
近年の市内住居表示実施事業の中では、前回の2020年7月25日(土)に実施された
「金井町・藤の台団地地区(5,800世帯11,800人)」とほぼ同程度の規模となります。
当初は2020年度後半に事業開始を予定していましたが、
新型コロナの影響もあり、半年以上事業開始がずれ込むことになり、
2021年5月中旬から、対象地域に事業概要などの資料を配布しており、
6月中に市民懇談会の市民会員募集を行い、8月に第1回目の市民懇談会を開催します。
今年度は住居表示の実施に向けて新しい町の区域や名称について検討を始め、
市民懇談会は約2ヶ月に1回のペースで開催し、2022年8月まで行われる方針ですが、
新型コロナウイルス感染拡大状況次第では市民懇談会を書面で開催する場合があります。
大谷村が起源の「南大谷」。改称から142年経ち、このまま町名継承か
南大谷は元々、江戸時代に「大谷村」と呼ばれていたことが起源で、明治に入ってから郡区町村制で
大谷村が「南多摩郡」に属することになった際、現在の八王子市域内にも「大谷村」が存在したことから
重複を避けるため、現八王子市域の方を「北大谷村」に、現町田市域の方を「南大谷村」に改称しました。
但し、現八王子市域側の北大谷村は1943年(昭和18年)の町名変更で「大谷町」に改称された為、
結果として南大谷だけが元の町名に戻されずにそのまま残りましたが、既に南大谷と改称されてから142年が経過し、
地域でも定着した町名となっていることから、住居表示実施後も南大谷の町名を継承される可能性が高そうですが、
こうしたことも含めて、今回の住居表示実施では話し合いが行われるとみられます。
ちなみに南大谷で、南を付けないで名乗る施設は、2013年にオープンした「スーパー三和 町田大谷店」と
神奈中バスの「大谷原」バス停などごく少数となっています。
一方で、もう一つの住居表示実施対象地域となっている「東玉川学園(〒194-0042)」は、
1981年(昭和56年)9月に成瀬から分立する形で新設された地域で、今年で40年が経過しますが、
町田地域に属する「玉川学園」とは異なり、元々成瀬だった名残から現在も南地域に属していますが、
こちらは3丁目の大部分が「昭和薬科大学」の敷地となっており、対象地域の居住人口も少ないため、
現町名を継承したうえで住居表示が実施される可能性が高そうです。
南大谷実施完了後は、本町田、大蔵町の順で住居表示を計画
なお町田市では今後、住所整理事業次期実施地区として南大谷・東玉川学園の事業完了後に
約10,400世帯21,200人(2021年6月時点)が居住する市内最大の「本町田」で住所整理事業を実施予定で、
本町田実施時には隣接する「木曽町」や「金井町」の残余部も組み込んでの市内最大規模の事業になるとみられ、
市では事業開始から6年程度のスケジュールを予定し、本町田完了後に「大蔵町」で住居表示実施を計画しています。
ちなみに町田市内ではないものの、近隣の川崎市麻生区岡上(鶴川駅南側にある川崎市の飛び地)の市街化区域で
2021年11月22日(月)から住居表示が実施される予定で、対象地域の新住所は「岡上1~6丁目」となりますが、
市街化調整区域は住居表示実施の対象外で、引き続き「岡上〇〇〇〇番地」の地番表示となります。
町田市民ではない近隣市の者です。ぱっと見で「みなみおおたに」だと思っていました。
当記事にも読み仮名がないのでぐぐったら「みなみおおや」だったんですね。知りませんでした。
どうせ町名を変えるなら、町興しの一環で「マサラタウン1丁目」とかに改名してみるとか。
キラキラネーム過ぎるな…
地図を観ていてい今更気付いたのですが、芹が谷公園の一部(小田急線沿い)は南大谷のエリアなんですね。
小山町もかなり横長で番地飛び飛びなので早く○丁目に分けて欲しい。
南大谷1丁目から8丁目(?)になるんだったら
1~1年半くらいでできると思うけど
南大谷、東玉川学園あたりはザ 閑静な住宅街だよね
>本町田住民さん
たしかに出来なくはないんですが、2016年に小川・鶴間で住居表示を実施した際に、事業開始から2年で住居表示を実施したところ、検討と周知の期間が短すぎると住民から猛批判を浴びたので、その反省を踏まえて以降は長い期間を設けて住居表示事業を進めることになりました。
なので実施まで3年程度かかるのは、現在では仕方ないことになりつつあります。
猛反発は住民からだったのでしょうか?
たまたまサイトを見て知った説明会に参加したのですが、
何の意見も出てませんでした。
私は当時市外の人間で、土地の権利を持っていたのですが、
説明会のお知らせは住居にポスティングしただけだったようです。
これは説明会でマイクを借りて質問して回答を貰いました。
住居表示変更のスケジュールは住宅販売会社も事前には知らなかったようです。
配送やデリバリー関係も変わってから気付いたみたいで、
その際はクロネコが住所とのつながりについてすぐに対応していて、
郵便は個人の業務時間外の努力で地図を作るって話してくれました。
私は、南大谷の名称を南玉川学園が良いと思います、東玉川学園もお隣にありますし。渋谷の南青山は有名ですが、玉川学園地区を広げて地域を盛り上げることができると思います。
南大谷を南玉川学園。。。
東玉川学園ができたとき、同級生が「大人は住所に玉川学園を着けたがるからこんな地名になった」と言っていたのを思い出しました。