町田市上小山田町の「尾根緑道(町田市道忠生732号線)」では、2020年8月から市の事業として
狭隘区間となっていた桜美林学園野球場前~常盤町・種入方面で道路改良工事を進めていましたが、
2021年2月までに車道2車線化が一部完了しました。
→地図を表示(東京都町田市上小山田町地内)
狭隘区間が多く存在する尾根緑道。市が段階的に改良へ
<写真>改良前の尾根緑道(桜美林野球場前、2020年10月撮影)
尾根緑道は元々、1943年(昭和18年)に戦車用テストコースとして設けられたもの(通称:戦車道路)で、
1965年(昭和40年)頃まで装甲車などの走行試験に使われた後、町田市が緑道として再整備したものですが、
元々道幅が狭く、桜美林野球場前~種入バス停間では車両の幅制限(車幅1.7mまで)がかけられており、
近年は交通量の増加により、狭隘区間では対面通行が出来ないといった問題が発生していました。
<写真>リニア新幹線工事で拡幅された桜美林大学野球場以西の尾根緑道(2019年撮影)
尾根緑道といえば、近隣ではJR東海による「リニア中央新幹線 上小山田非常口」の工事が進められていますが、
工事用車両の通行に支障をきたすことから、南多摩斎場~桜美林野球場間でJR東海によって道路が拡幅され、
2019年3月に2車線化されましたが、今回の事業はこれとは別に道路管理者である市が進めているものです。
今後、種入バス停まで改良。23年度末までの完成目指す
今回、市の道路改良工事の第1段階となる2020年度発注の「忠生732号線(尾根緑道) 道路改良工事」が
2020年8月上旬から着工(施工は石井工務店)し、当初は2021年2月下旬に工事完了を予定していましたが、
移設する電柱について関係機関との協議に時間を要したことで工期が延び、2021年3月下旬まで工事が行います。
また、市とは別件で丁字路付近では鉄道建設・運輸施設整備支援機構発注の尾根緑道交差点整備工事が
2021年3月下旬まで実施され、近隣のリニア中央新幹線上小山田非常口関連工事として進められています。
今回完成した尾根緑道の2車線区間は、前述のリニア中央新幹線関連で整備された2車線区間から延伸する形で
桜美林野球場~小山上馬場尾根緑地間の約240mに、幅員7mの2車線道路を整備して相互通行可能となり、
南側に存在した狭隘の車道は、遊歩道に転用されています。
一方、小山上馬場尾根緑地以東は、北側車道のさらに北側に新たな車道(幅員4.5m)を整備して付け替え、
今後も当面は道路改良工事が続く為、工事規制看板によって北側車道は小山上馬場尾根緑地→種入方面、
南側車道は種入→小山上馬場尾根緑地方面と、事実上「一方通行」のような運用がなされています。
市では今後、段階的に整備を進め、2021年夏ごろには次期工事となる
「忠生732号線(尾根緑道) 道路改良工事 その2」を発注する見通しで、
2023年度末までに桜美林野球場~種入バス停間の整備を終える計画とし、
最終的には種入バス停前の交差点を丁字路に改良する予定です。
砂利道時代(たしか1980年ころ)、対面通行が余裕でできるくらいの幅だった記憶があるんですがね…
昔 小学生のころ 戦車道路は、民家がほとんどない砂利道でした。
社会見学でゴミ処理センター(現在のリサイクルセンター)行ったときお昼は道路でレジャーシートを轢いて
お弁当を食べられた場所でした。
あれから42年経ち緑地化と道路整備が進み、民家や団地が立ち並ぶようになった今、道路の渋滞を
避けるための迂回道路となっています。
道路の真ん中に緑道なるものがあるのも危険です。車両の離合も困難でしたが、まだ整備中ですが
やっときれいな道路に生まれ変わるのですね。
ココ心霊スポットとして有名なとこだよね
尾根緑も結構道がガッタガタだし種入りの方面も早急に綺麗にして欲しいですね