<写真>東急ハンズ町田店6階の「瓶コカ・コーラ自販機」(画像提供:株式会社東急ハンズ)
JR町田駅前の商業施設「町田東急ツインズイースト」の6階・7階に入居している
ホームセンター・生活雑貨店「東急ハンズ町田店」に店舗移転当初から設置された
「瓶コカ・コーラ自動販売機」が、2020年9月17日(木)をもって撤去されました。
→地図を表示(東京都町田市原町田6-4-1)
2007年の設置から13年の歴史に幕。
東急ハンズ町田店は、2007年10月にJR町田駅ターミナル口側から現在地に移転し、
同自販機も移転開業当初から6階・上りエスカレーター脇に設置されていましたが、
約13年の歴史に幕を閉じ、今回撤去されることになりました。
瓶コーラでお馴染みの「コカ・コーラ(190ml瓶)」をはじめ、同社の瓶飲料製品(主に200ml前後のもの)を扱っており、
東急ハンズ町田店では炭酸飲料「ファンタグレープ」とジュース「Hi-Cオレンジ」も扱っていますが(いずれも200ml瓶)、
東急ハンズから撤去が発表された時点でコカ・コーラの取り扱いは終了し、残る商品の販売のみ行っていました。
2006年に復刻された瓶自販機。近年は台数減少も
<写真>町田木曽団地名店街に設置されていた「瓶コカ・コーラ自販機」(※撤去済)
東急ハンズ町田店の自販機は、国内最大手の自販機製造メーカー「富士電機リテイルシステムズ株式会社」製の
「F6BRU080XNXSC1-T1(実庫内容積362L・質量181kg/※型番違いの物がいくつか存在)」という機種で
1960年代から設置された同社のスラントラック半自動瓶自販機(※瓶を引き抜くタイプ)のデザインなどを復刻しつつ、
いたずら防止の観点から電気式スイッチによる商品選択ボタンを採用したことで、商品搬出方法が従来とは異なり、
千円札紙幣にも対応しているなど、新機種では現代の技術も多く取り入られています。
今回取材に応じて頂いた自販機設置などを手掛けるコカ・コーラボトラーズジャパン株式会社広報担当の方によれば、
1962年に日本で瓶のコカ・コーラ自販機が初登場してから40年以上経過して新型瓶自販機が開発された経緯は
2006年のコカ・コーラ120周年記念に向け「コカ・コーラのレギュラーサイズ瓶(コンツアー)に再度力を入れていこう」という
マーケティング方針が背景にあり、この時にサンデン製(瓶入り牛乳自販機を改造)と富士電機製の瓶自販機を投入し、
自販機の出荷台数は計2000台弱程で、全国各地に設置が進められました。
新型瓶自販機の登場当初は、町田市内でも商店の軒先など、ある程度の設置台数があったものの、
リターナブル瓶製品の販売は、空き瓶回収などのハンドリングやトラック積載などといったオペレーションが発生するため、
近年は自販機の一連のオペレーションが時代に即して変化してきたことで徐々に撤去されるようになったことに加え、
設置店舗自体の閉店などで台数減少に更に拍車がかかり、後継となる新型機種の開発予定もないとのことから、
今後さらに台数を減らすことに可能性が高いとみられます。
町田駅周辺では「ヴィレッジヴァンガード町田路面店」が店舗閉店に伴って2019年に撤去され、
今回ハンズの撤去により、駅周辺ではゲームセンター「タイトーステーション町田店」内にある2台のみとなりましたが、
こちらは「コカ・コーラ(190ml瓶)」のみの扱いで、それ以外の瓶製品は駅周辺自販機で購入が出来なくなりました。
→地図を表示(東京都町田市原町田6-21-23)
昭和時代の瓶コーラ自販機が、未だに稼働する場所も
<写真>中古タイヤ市場の「瓶コカ・コーラ自販機」(左は富士電機製、右は三洋電機製)
ところで、昭和時代の瓶コーラ自販機といえば、相模原市南区下溝の村富線近くにある
レトロ自販機ファンの聖地「中古タイヤ市場 相模原店」にも瓶コカ・コーラ自販機が設置されていますが、
こちらは昭和に活躍したスラントラック半自動瓶自販機で、富士電機製と三洋電機製の2台が設置され、
現在も現役で活躍しています(※三洋電機は2002年に自動販売機事業を富士電機に売却して撤退)
→地図を表示(神奈川県相模原市南区下溝2661-1)
<写真>相模原市南区下溝にある「中古タイヤ市場 相模原店・自販機コーナー」
中古タイヤ市場では現在、50台近い様々なレトロ自販機が稼働していますが、
今秋以降には埼玉県行田市にあったオートレストラン「鉄剣タロー」から引き取った
レトロ自販機を並べた新たなスペース(通称2列目)をオープンさせる計画です。
スッカっと爽やかコカ・コーラと言えば思い出す、
加山雄三の若大将vs田中邦衛青大将それと星由里子の澄ちゃん。
昭和30年代後半だったか、確かまだ缶コーラなかったな。
これで駅前の瓶コーラ自販機はタイトーステーションかアドワーズ(どちらにあったか忘れた)だけか…
ボウリング場で飲みたい
瓶チェリオも
昭和40年代に子供の頃ボーリング場には当たり前のようにあった瓶コーラの自販機も終焉を迎える。
これぞ機械遺産登録認定しましょうか。
瓶コーラ美味しいよねってのは気のせいなんじゃなくて、瓶の口当たりとか炭酸の強さが容器毎に違うから好みや品質はわからないけど、違いがあるのは間違いないのよね。
ちょっとの量飲みたいとか目の前に自販機があるとかで、釣られて買うことあるよ。無くなるのはさみしいね。
最近はそもそも瓶飲料の製造をやめるメーカーも増えてるみたいですね。 SNS上ではキリンレモンの瓶販売機が瓶の製造中止に伴いなくなるとかで話題になってましたし。
よく考えてみれば瓶コカ、大量でないけどその場で一気飲みって…健康に良くない