<左>内覧会を実施する新病棟「南棟」/<右>ウェルパーク前に設置された看板
町田市民病院 新病棟、まもなく工事終了への続きです。
2005年ごろから着工し、およそ3年近くに渡って建設工事が行われてきた
町田市民病院 南棟(新病棟)が、2008年5月1日(木)にオープンするのを前に、
2008年4月12日(土)に内覧会が開催されました。
【1階】正面エントランス「ふれあいホール」
ガラス張りで中はとても明るく、広々とした造りになっています!
ホール中央には案内カウンターが設置されています。
総合受付もとてもオシャレな造りになっていますね。
5月1日(木)からは、ここで支払いや受付などを行います。
【2階】2階の「エレベーターホール」
今回、南棟には一般患者用エレベーターが5台設置されました(乗用3台、寝台2台)
これにより、今まで寝台用しかなかった東棟のエレベーターに比べて、
上層階へ移動するのが格段に早くなっているのが特長です。
写真はその乗用エレベーターですが、1階から10階まで行くのに、
あっという間に到着しましたが、1台の定員はあまり多くありません。
<5/1(木)からの院内エレベーター>
★東棟一般エレベーター 3台
★南棟一般エレベーター 5台
★職員用エレベーター 2台
合計10台が稼働することになります。
【2階】2階からホールを眺めることができます!
今まで東棟のみだったときは、上り1台しかなかったエスカレーターも
今回の工事で下りも増設され、1~2階への行き来が楽になりそうです。
ちなみに横には階段も設置されています。
【2階】旧棟から移動している外来のひとつ「循環器科・心臓血管外科」
今回のオープンに向けて、新たに部屋番号が導入されています。
そして入口付近には、15型液晶ディスプレイが設置されています。
診療室表示盤と書いてあり、ここに番号でも表示されるようです。
【2階】外来用トイレ
お手洗いの内装も非常にオシャレなものとなっています。
やはり衛生面のことを考えても、トイレはこれくらい綺麗でないといけませんよね。
【4階】エントランスホールの真上にある屋上庭園。
ここの写真も本当は撮ったんですが、保存されていませんでした・・・。
ちなみにこの場所はビル風が激しいです。
【5階】産婦人科病棟、NICU、CCUがある階
多摩美大生のアート作品も展示されています。
そして右写真は、NICU(新生児集中治療室)です。
【9階】内科病棟と図書コーナーのある階
旧棟を上からこうして見ると、その古さがよくわかります。
昭和42年建築らしいので、だいたい築年数は約40年といったところでしょうか。
そしてまだ本の並んでいない図書コーナーです。
ちなみに当初は、市立さるびあ図書館分館での開設という計画でしたが、
市の方針により、計画が白紙になったという経緯があります。
【10階】緩和ケア病棟の階
一番端に入院患者とその家族が使用できる「ラウンジ」があります。
天井が高くて、とても明るい印象です。
【10階】緩和ケア病棟の病室
この階は全室個室で、病室内にはユニットバスも設置されています。
右写真は同じ階にある「家族控室」です。畳の部屋になってます。
【10階】10階の屋上庭園
ちなみに10階があるのはこの南棟のみで、南棟は高さが43.5mあるそうです。
ただ、東棟ラウンジのように外部の人間が自由に利用することは出来ないようです。
職員の方々もそんな感じのことをおっしゃっていました。
<各階の概要>
ちなみに現在は東棟・A棟・C棟合わせて409床ですが、
これが5月1日(木)からは49床増えて、東棟・南棟合わせて458床になるそうです。
<パンフレット>
今回の内覧会で配布された病院のパンフレット。
施設紹介などが載っています。
多摩美術大学による「町田市民病院 アートワーク計画」のパンフレットも配布されました。
多摩美大の生徒が制作したアート作品が南棟のいたるところに展示してあります。
<写真>武相新聞(町田・相模原の地域紙)に掲載されていた内覧会の案内
ちなみに新病棟の内覧会ですが、実はこれで2度目の開催となります。
前回は2008年2月23日(土)に行われましたが、内覧会の開催告知が、
広報まちだ、町田市公式サイト、町田市民病院公式サイト上でさえ、
案内されなかった為、一般市民で行った方はごく少数だと思われます。
また、武相新聞の取り上げ方も非常に小さかったため、
この告知に気づいた人は少なかったかもしれませんね。
今回の内覧会はインターネット上でも大々的に告知されたため、
それなりに参加者が多かったようです。
<旧棟(A棟・C棟)>
なお既存の旧棟は2008年4月30日(水)をもって閉鎖となる予定で、
2008年6月中旬から取り壊し工事に入るということで、閉鎖前にこちらも撮影しました。
<写真>A棟1階「受付・会計」
2008年5月からは、この会計などの事務業務も南棟へ移転します。
<写真>A棟1階「院内薬局」
かつては全て院内処方だった町田市民病院も、途中から院外処方が導入され、
大部分の患者が院外で薬を受け取れるようになり、この薬局を利用する患者は少数です。
ちなみに以前はこの先に通路があり、ここからMRI棟に行けましたが、南棟建設に伴い、
取り壊しになったため、現在通路があった場所は壁が設置されています。
<写真>A棟1階「小児科」付近
東棟ができる前は小児科の隣に内科がありましたが、
東棟がオープンした際に内科が東棟2階へ移転したため、
現在はそのスペースを小児科が拡張して使用しています。
この病棟での診察も今月末で終了し、小児科は南棟2階に移転します。
おぉ!
私は行き逃しました(汗
旧建物は、効率性だけを追求して建てられた高度経済成長期のものだったので、写真から見える心のゆとりを考えた新建物の造りに感動
入り口部分の広いロビーが良いですね
天井の天窓からの自然光も
屋上庭園と言うのは良いですね!
町田市も良いものを作ってくれた
きっと入院患者には心のオアシスになるでしょう
駅前の建物の屋上も、このような庭園になってくれると良いです
図書館は必須でしょうね
やはり入院患者の方々にとっては貴重な娯楽と情報源
なぜ白紙撤回になったのか気になります
新病棟すばらしいですよね。
この日は曇っていたのでそんなに明るくはありませんでしたが、晴れていればもっと明るかったはずです。
なんか予算の関係で、図書館ではなく図書コーナーになったそうです。
図書館だったら、周辺住民でも本が借りれたんですけどね。