東急グループの研修施設・シェアオフィス「セミナープラス南町田」閉館へ、
グランベリーパークに「行政証明書自動交付機」新設。南町田リエゾンの閉鎖決定での続きです。
南町田グランベリーパーク駅グランベリーパーク口の「東急南町田ビル」の1階に入居している
「町田市役所 南町田駅前連絡所(南町田リエゾン)」が定期建物賃貸借契約満了に伴い、
2023年1月31日(火)をもって閉鎖され、一部業務は近隣施設に委託されました。
→地図を表示(東京都町田市鶴間3-10-2 東急南町田ビル1F)
2009年開設から13年の歴史に幕
<写真>グランベリーモール時代の「南町田リエゾン」(2016年撮影)
南町田リエゾンは、町田市内2ヶ所目となる市役所市民課の駅前連絡所(出先機関)として
当時存在した商業施設「グランベリーモール」の敷地内に2009年12月1日(火)にオープンし、
当時の施設には貸出施設や期日前投票所なども兼ねた「会議室」も併設していました。
→地図を表示(東京都町田市鶴間3-3-1)
リエゾン(liaison)とはフランス語で「連結」「連携」、英語でも「連絡」の意として用いられ、
当初は独立した施設だったものの、駅周辺再開発に伴うグランベリーモールの閉鎖により、
旧庁舎は2017年2月26日(日)に閉所され、2017年3月1日(水)に現在地へ移転開所しました。
移転当時は暫定施設とされていた現庁舎はその後、2019年11月のグランベリーパーク開業以降も
現在地に当面残す方針へ変わったものの、2023年3月末で終了する定期建物賃貸借契約を前に、
貸主側が賃貸借契約の更新不可を申し出たことから現庁舎の廃止を決定(※近隣への移転も無し)し、
原状回復工事に2ヶ月を要するため、2023年1月末で閉鎖することになりました。
手続きデジタル化で、今後は窓口縮小や廃止も
市では行政手続きのデジタル化により、昨今は手続きのために行政窓口へ訪れる機会が減少していることから
南町田リエゾンを別の場所に開所する予定は無いものの、駅周辺の人口増や近隣窓口から遠い立地でもあり、
多くの市民ニーズがあるとの考えから、一部業務については近隣の民間施設に業務委託します。
<写真>町田市立図書館の図書資料受渡業務が始まった「まちライブラリー」
先行して2022年10月にはグランベリーパーク郵便局内に「行政証明書自動交付機」を設置し、
マイナンバーカードを利用して「住民票」や「印鑑登録証明書」などが発行できるようになりましたが、
2023年2月から妊娠届等の各種申請書受付業務はグランベリーパーク郵便局の窓口で対応を行い、
図書資料受渡は私設図書館「まちライブラリー@南町田グランベリーパーク」にて受渡業務が始まりました。
→https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/touroku/shisetsu/riezonheisho.html
<地図>町田市の各行政窓口(2022年6月現在)
将来的な市民センター等の機能のあり方を示す市2021年策定の「町田市市民センター等の未来ビジョン」では、
今後の公共施設再編にあわせて、証明書発行に特化した窓口は縮小や廃止を行う方向性が示されており、
市民センターの窓口機能や市役所連絡所が段階的に減らされる可能性がありそうです。
ちなみに南町田リエゾンが入居中の東急南町田ビルは、大部分を貸し研修施設「セミナープラス南町田」として使用し、
以前は一般利用可能な設備を複数備えていたものの、2021年春に宿泊施設機能とフィットネス施設がともに廃止され、
2022年3月には直営レストラン「ウフラッテ」も閉店するなど、コロナ禍で施設機能が徐々に縮小されている状況で、
現在はメインの「貸し研修機能」とホテルから業態転換した東急系の「シェアオフィス」のみが営業している状況で、
こちらも2023年2月末をもって閉鎖されることが決定しています。
小田急町田駅のカリヨン広場の出張所もそのうち無くなるのかな。
銀行といい、行政窓口といい、全体的に縮小傾向ですねぇ
国と地方で1,000兆円の借金(国債)
日銀総裁が超低金利政策続けるわけだよ
ITデジタル推進だって、役所のスリム化人減らし以外の何物でもない
有人連絡所の無人化は進むような気がしますね。現時点で市民センターにある窓口とではできることがかなり限られますから。そこに正規職員と窓口対応の臨時職員が1名ずつですからねえ。それよりテレビモニター対応で書類の印刷と書類の提出(スキャニング)ができればいいのでしょうから。その方が市民センター窓口での書類申請、受取に差がなくなるような。
住民票や戸籍謄本がマイナンバーカードでとれるようになったのは本当に助かる。
対面の必要性が減って行くから窓口も減っていくのかな
今、マイナンバーやインターネットによる手続きでできるようになっていますが、窓口縮小とはいえ、高齢者たちへの配慮(アナログ世代(パソコンが無い時代))も考え、併用できるようにすること。
もうすぐ、参院選もこれから実施するが、投票も投票所利用と自宅で両方投票できるよう選択できるようになればよいのだが。
しかし、町田では比較的税金を払ってる層が多い地域なのに行政サービスが縮小しても気にしない市民というのはどうなんですかね?