町田市内の「神奈中バス」ダイヤ改正で、再び減便へ。国内最古の鶴11深夜バスも廃止の続きです。
神奈川中央交通町田営業所が単独運行し、日本国内最古の深夜路線バスである
「鶴11・鶴川駅~センター前~鶴川団地(深夜バス)」が、約51年の歴史に幕を閉じ、
2021年9月24日(金)をもって運行終了となります。
1970年に開設された日本で最初の深夜路線バス
<写真>鶴11系統深夜バスの側面行先LED表示
鶴11系統は、神奈川中央交通と小田急バスが共同運行するバス路線で、
町田市内有数のマンモス団地である「UR鶴川団地」への住民輸送に加え、
沿線の「国士舘大学町田キャンパス」と「和光中学・高校」の学生利用もあり、
鶴川駅発着路線では最多の運行本数を誇ります(2021年9月時点)
そんな利用者の多い同路線ですが、1970年7月には日本国内の路線バスで
運賃割増の「深夜バス」を最初に運行した路線(当時は神奈中担当分のみ)でもあり、
その後小田急バスも深夜バスの運行を始め、今月の「広報まちだ」でもこの路線が取り上げられています。
コロナの煽りを受け、深夜バスの削減続く
<地図>センター前経由(鶴11・鶴12)の鶴川団地線路線図
ただ、昨年からコロナ禍におけるバス利用者の減少で、市内バス路線でも減便が続いており、
2020年9月4日(金)の運行をもって小田急バス担当分の鶴11深夜バスが消滅していましたが、
2021年9月27日(月)付けの神奈中ダイヤ改正で鶴11の終バス時刻繰り上げられることが決まり、
最後まで残った鶴川駅23:41発の「鶴11深夜バス」も削減され、鶴11深夜バスは半世紀の歴史に幕を閉じるほか、
同改正で「鶴57・鶴川駅~やくし台センター(深夜バス)」も廃止が決まり、鶴川駅発着の深夜バスが全廃となります。
<写真>小田急バスが単独運行する「鶴12・鶴川駅~鶴川団地循環」(※赤枠は終車灯)
このダイヤ改正に伴って、鶴11の平日最終バスは鶴川駅23:08発の鶴川団地行きとなるものの、
団地方面の平日最終には、小田急バス単独運行の「鶴12・鶴川団地循環(鶴川駅23:20発)」があり、
運行経路も鶴川団地までは鶴11系統と同一であることから、今後はこちらの利用を呼び掛けています。
神奈中と小田急バスの相互乗り入れ路線は、利用者にどんなメリットがあるんですかね。
小田急バスの全線定期は、神奈中が来ると乗れません。
神奈中買うと、小田急が来ると乗れません。
区間を決めれば、どちらのバスでも乗れますが、すぐ近くのバス停でも路線が違うと定期は使えなくなります。
会社間の運の競争も無いので、利用者メリット無いと思うのですが。
バスは十数年経ってパスモやらでやっとこさ電子化しても、定期の利便性とか利用者目線でのメリットを向上させてこなかったからこそ現状の貧窮の一因なんでしょうね。コロナで客が減っているのは客運業のどこでも同じですが、その後も客足が戻るかといえばバスに関しては利便性損ないすぎですね。タクシーなどの個人向けはアプリなどで上手に営業してるし、電車はまぁ始発終電戻すぐらいでダイヤ回復できそうですが、果たしてバスはコロナ収束後に路線を元通りにするつもりはあるのでしょうか?甚だ疑問です。
共同運行のメリットで言えば、安定した運行本数を維持できるってことぐらいじゃないですかね(それでも数年前に減便されましたが)
仮に神奈中に全面移管されたら、今の運行本数を維持するのは人員的にも厳しくなるかと思います。
まぁ、小田急バスは新百合ヶ丘営業所の開設を控えているので、今後の先行きは怪しいですが(町田営業所が無くなるかも)
安心してください。歩けますよ!
知らない人もいるかもしれないが大昔から神奈中は小田急グループ。
今はなくなっちゃったけど、バス特やってた頃は定期買うより安いとこ多かったから共同運行ならあえて定期買わないっていう選択が便利だったよ。
こういう貴重な路線は残すべきとおもうのだが
ハイエースとか10人くらい乗れる乗り合いタクシーでスマホアプリ使って席を確保して相乗りタクシーってことになるのかな
何しろCOVID-19による減収も大きいものの、最大の問題は乗務員不足という点を解消しなければバスの場合はどうしようもないでしょう
仮にコロナ後の回復があったとしても、インフラを動かすための要因が集まらなければ拡大しようもない訳ですから
そういう意味では現状は神奈中・小田急の共同運行は現実的ではあります
加えて鶴川団地は高齢化が進んでいることを考えると、今後も深夜バスの需要はまず少ないと考えられる訳で、コロナ後は通学客を中心とした日中帯の輸送に特化せざるを得ないのではないでしょうか
今は、糞コロナで運行終了は止むを得ないですが、いつかは復活するでしょう。
すべて、中国の責任。