小田急線・相鉄線・JR相模線が乗り入れる海老名駅西口の再開発地区に、
三井不動産系列の大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと海老名」が、
2015年10月29日(木)にグランドオープンとなります。
→場所はコチラ(神奈川県海老名市扇町13-1)
<左>工事前の海老名駅西口(2013年5月撮影)/<右>現在の海老名駅西口
ららぽーと海老名は、JR相模線 海老名駅の北側で開発工事が進められている
海老名駅西口土地区画整理事業地内に開業する三井不動産系列の大型商業施設で、
再開発工事前は一面がほぼ水田で、とても長閑な風景が広がっていましたが、
工事着手後は次々と建物が建設され、その風景が一変しています。
施設は地上4階建て、店舗面積は54,000㎡(約16,300坪)、店舗数は全263店舗で、
近隣の競合施設「ビナウォーク(店舗面積:39,060㎡)」よりも店舗面積が広く、
店舗数もビナウォークの倍近い数が入居しています。
<写真>ららぽーと海老名・プレオープンの様子
このグランドオープンを前に、施設では27日(火)と28日(水)にプレオープンが行われ、
特に大規模な告知がなかったにもかかわらず、多くの人々で賑わいました。
<写真>ららぽーと海老名のフロアマップ
1階にはスーパーマーケット「ロピア」やドラッグストア「トモズ」、
生活雑貨店は「ロフト」や「無印良品」などが入居しており、
雑貨・アパレル・食品物販系が中心のフロアとなっています。
2階は「ZARA」や「GAP」や「OLD NAVY」などのアパレル店舗が、
3階は「GU」や「アカチャンホンポ」や大規模なフードコートが、
4階には家電量販店「ノジマ」や書店「有隣堂」やレストラン街などが中心です。
前述紹介した3階のフードコート「EVVIVA!(エヴィーバ!)」は、
11の飲食テナントが入居し、座席数は屋内650席とテラス席約30席の
合計約680席と非常に大規模なフードコートとなっています。
そして駐車場は、約1,800台を収容できる隣接の立体駐車場(地上6階建て)があり、
各フロアの売り場と立体駐車場は連絡通路で結ばれています。
利用料金は1時間500円、以降30分ごとに250円(※平日は最初の30分が無料)で、
当日1,000円以上の購入で1時間無料、当日2,000円以上の購入で2時間無料のほか、
三井ショッピングパークのカード会員は1時間無料サービスなどもあります。
(※平日は最大4.5時間まで無料、土日祝は最大4時間まで無料)
<写真>小田急町田駅構内のエスカレーターに設置された宣伝ポスター
グランドオープンに向けて、三井不動産グループでは小田急線車内や駅構内などで、
大々的に宣伝広告も展開しており、小田急町田駅のエスカレーターや階段にも
大型ポスターが貼られています。
ちなみに土地区画整理工事が進む海老名駅西口では、このららぽーと海老名の他にも、
マンションやビジネスホテル、各種店舗などが既に完成(※一部開業済み)しており、
一部ではららぽーとの開業にあわせてオープンするところも存在します。
まず、ららぽーとの東側には、ラジウム人工温泉の大浴場を完備した地上13階建ての
ビジネスホテル「ホテルルートイン海老名駅前」が2015年9月16日(水)に開業しています。
西口界隈でも一際、高さが大きい建物のため、目立つ存在となっています。
→場所はコチラ(神奈川県海老名市扇町14-5)
また、海老名市が整備したエビーロード(フロムナード)沿いにも、
既にいくつかの店舗ができており、駅側のマンション「VINA RESIDENCE Ougi-cho」の
1階には9月8日(火)開業の「ローソン」と10月13日(火)開局の「海老名駅西口郵便局」が
2階には10月1日(木)開院の「海老名むらやま歯科」が入居しています。
→場所はコチラ(神奈川県海老名市扇町3-3)
その隣には横浜銀行の有人店舗としては海老名駅前2店舗目となる
「横浜銀行 海老名駅前支店」が2015年9月14日(月)にオープンしています。
→場所はコチラ(神奈川県海老名市扇町5-10 扇町三幸ビル)
その奥には、駅から程近いところに国内最大の研究開発拠点を設置している
光学機器メーカー「リコー」が手掛けるカフェ・イベントスペースなどが入った
複合施設「RICOH Future House」が2015年8月21日(金)から業務を開始しています。
→場所はコチラ(神奈川県海老名市扇町5-7)
この他、前述紹介したとおり、ららぽーとの開業にあわせてオープンする
居酒屋チェーン店「花の舞 海老名西口店」と「温野菜 海老名店」が、
エビーロード沿いの新築雑居ビル「NAVER HOUSE」に入居しています。
→場所はコチラ(神奈川県海老名市扇町6-7 NAVER HOUSE)
<写真>地区内に整備された「エビーロード(左)」と「そらかぜ通り(右)」
現在も他の区画では建物の建設ラッシュとなっており、
土地区画整理事業は2016年12月の事業完了を目指しています。
ちなみにこの扇町(おうぎちょう)という住所は、
2015年6月15日(月)に行われた住居表示実施時から使用されているもので、
元々この地区の住所だった「上郷(かみごう)」から分離する形で新設されています。
<写真>新しく完成した東西自由通路と動く歩道
西口の再開発にあたって、駅舎同士の距離が離れていることで知られている
JR海老名駅と小田急・相鉄海老名駅間では既存の連絡橋(現在は撤去工事中)の隣に、
東西自由通路を建設(10月1日開通済)し、この自由通路には動く歩道も設置されています。
<写真>東西自由通路の開通で、出口の形状が変わったJR海老名駅
この東西自由通路の開通に伴い、JR相模線 海老名駅の駅舎もやや改装され、
これまで連絡橋が接続していた箇所は、壁で塞がれていました。
<写真>ららぽーと前に整備された「海老名駅西口バス停」
この他、ららぽーと前にバスターミナルが新設されたことに伴って、
神奈中の「海老名駅西口バス停」が2015年10月27日(火)から移設されています。
神奈中と同様に、西口に乗り入れている海老名市コミュニティバス(上今泉ルート)は、
今後も既存の海老名駅西口バス停を使用しますが、神奈中・コミュニティバスともに、
今回のららぽーと開業で発生が予想される道路渋滞による大幅遅延を危惧しており、
しばらくはダイヤ通り運行できない可能性もありそうです。
<写真>ららぽーと前の西口バス停付近に設置された「えび~にゃ像」
その移設された西口バス乗り場付近には、海老名市が西口のまちびらきを記念して、
市のゆるキャラ「えび~にゃ」の像を設置し、2015年10月10日(土)に除幕式を行いました。
<写真>先行して道路整備が行われている「海老名駅間地区」
なお、海老名駅周辺ではこの西口の再開発に加え、
JR海老名駅と小田急・相鉄海老名駅間にある「海老名駅間地区」についても、
小田急電鉄が再開発する方針で、施設建設は2016年度から本格的に着工予定です。
現在は既に道路整備(主に既存道路の拡幅など)が始まっており、今後はこの地区に、
商業施設やオフィスビルやサービス施設のほか、高層分譲マンションなども建てられ、
この辺りの風景が一変しそうです(2025年度までに竣工予定)
また、2016年3月に行われる小田急線のダイヤ改正では、
「海老名駅」と「伊勢原駅」が特急ロマンスカーの停車駅(一部停車)として、
新たに追加されることも発表されており、今後さらに交通利便性が増しそうです。
小田急駅南西にある検車的施設を、より南西の県道40号線越えた小田原線沿いに移設出来たら駅間部分により多くの建物を建てられそう。
一方で北西側の留置的部分は、蓋をして喜多見駅近くの様な屋上公園に出来たら良いかもね。
ちなみに事前公開は三井SPカードを開業前の現地で申し込んだ人だけだと思っていた。明日以降暫くは混みそう。
海老名にこんなんできたら、また町田が弱体化しちゃうよ…
こんばは。
さて、先日の日曜日、町田にある自宅から片道約21kmの距離を自転車でららぽーと海老名までいってきました。
ららぽーと横浜と比べて店舗は小さい感じがしましたが、さすがの開店セールとあって駐車場に入る車で周辺が混雑していました。