• 町田市堺・忠生
    町田市堺・忠生
  • 町田市鶴川・町田
    町田市鶴川・町田
  • 町田駅周辺
    町田駅周辺
  • 町田市南部・相模原
    町田市南部・相模原
  • ホーム
    2024.09.07(土)
    Post:10

    路線廃止意向の神奈中「淵24・淵野辺駅~登戸」経路変更。登戸駅前の新道開通で

    kanachu20240906_1.jpg
    神奈川中央交通東 橋本営業所(峡の原)が土曜朝1往復運行し、
    2025年3月に路線廃止の意向を示す長距離路線「淵24・淵野辺駅北口~登戸線が、
    登戸駅前の新道開通に伴い、2024年9月7日(土)から経路変更を実施します(時刻変更なし)

    廃止意向示す「淵24」これが最後の経路変更か

    kanachu20240307_1.png
    淵24系統(往路20.6km、復路20.5km)は、淵野辺駅北口から芝溝街道・鶴川街道を通り、
    鶴川駅付近から多摩区役所までは小田急線を沿うように都道・県道3号線(津久井道)をひたすら走り続け、
    小田急線・JR南武線の登戸駅までをおよそ1時間かけて結ぶ路線(※電車の場合は乗換含めて35分程)で、
    神奈中では川崎市多摩区に乗り入れる唯一の路線でもあり、バスファンの間ではレアな路線として大変有名で、
    かつては当時の小田急バス生田営業所との共同運行路線でした(その後小田急バスは相模原市から撤退)

    こうした路線は「免許維持路線」といわれ、利用者が少なくても将来的な需要などを考慮して廃止せず、
    国土交通省の路線運行免許を維持するために、週1回のみなど必要最低限の運行のみを行う路線で、
    以前は休日運行の路線が多かったものの、ゴールデンウィークなど連休が続くとほぼ毎日運行することになるため、
    昨今は経費削減等で土曜限定に変更する路線が相次ぎ、淵24も2020年10月に休日から土曜へ変更されました。

    kanachu20240302.png
    <地図>2024年3月に廃止された鶴22・柿26・柿27の運行経路図と運行時刻
    ただ、2024年4月以降はバス運転手の時間外労働規制の影響もあり、こうした免許維持路線が軒並み廃止され、
    2024年3月のダイヤ改正では「柿26・市が尾駅~柿生駅北口~若葉台駅」、「柿27・柿生駅北口~若葉台駅」、
    鶴22・鶴川駅~調布駅南口」といった町田営業所担当の免許維持路線がそれぞれ廃止されています。

    kanachu20240906_1.png kanachu20240906_2.png
    今後、2025年3月の改正では町田市内路線のうち、橋本営業所の「淵24・淵野辺駅北口~登戸」に加え、
    大和営業所の「町73・青葉台駅→町田バスセンター」及び「町82・町田ターミナル・バスセンター~つきみ野駅」、
    多摩営業所の「桜84・聖蹟桜ヶ丘駅~相模原駅北口(京王担当分及び京王バス単独の「南84」も含む)」、
    中山営業所の「南01・南町田グランベリーパーク駅~若葉台中央」についても路線廃止の意向が示されています。

    街の変化とともに経路変更を繰り返す「淵24」

    kanachu20240906_2.jpg
    <写真>現在の向ヶ丘遊園駅バス乗り場。ポールは小田急バスと共用。
    路線廃止の意向が示されている淵24ですが、近年は沿線の区画整理等に伴って度々経路変更が実施され、
    2019年3月17日(日)には復路(淵野辺方面)で「向ヶ丘遊園駅」と「多摩区役所前」が非経由となったほか、
    2022年4月2日(土)には往路(登戸方面)の「向ヶ丘遊園駅」で仮設北口広場への乗り入れが始まり、
    2024年2月17日(土)には町田市の「鶴川駅」における新北口広場使用開始に伴って経路変更し、
    2024年3月9日(土)と2024年6月29日(土)には向ヶ丘遊園駅でバス乗り場変更がありました。

    noborito20240906_1.jpg kanachu20240906_3.png
    <写真>今回開通した登戸野川線の小田急線高架下区間とバス運行経路図
    今回は登戸駅生田緑地口で整備が進められていた「都市計画道路 登戸野川線」のうち、
    小田急線高架下の未整備部分が、2024年8月29日(木)に開通したことによる経路変更で、
    途中同じ経路を辿る「川崎市バス(溝06、登14)」は2024年9月1日(日)から経路変更していましたが、
    神奈中の経路変更実施によって、登戸駅高架橋西側の旧経路を路線バスが通行することはなくなります。
    【登戸野川線開通区間】→地図を表示(神奈川県川崎市多摩区登戸)

    kanachu20240906_3.jpg kanachu20240307_7.jpg
    noborito20240906_2.jpg noborito20240307_2.jpg
    <上>向ヶ丘遊園駅北口駅前広場の現況(2024年9月)と完成イメージ
    <下>登戸駅生田緑地口駅前広場の現況(2024年9月)と完成イメージ

    向ヶ丘遊園駅及び登戸駅周辺で進められている「登戸土地区画整理事業」では、
    向ヶ丘遊園駅北口広場及び登戸駅生田緑地口広場の整備がそれぞれ進められていますが、
    いずれの広場も完成は淵24の廃止後になる見通しで、淵24が乗り入れる姿は幻となりそうです。
    【向ヶ丘遊園駅前広場】→地図を表示(神奈川県川崎市多摩区登戸)
    【登戸駅前広場】→地図を表示(神奈川県川崎市多摩区登戸)

    noborito20240307_5.jpg
    <画像>登戸駅前地区第一種市街地再開発事業の完成予想イメージ(プレスリリースより)
    ちなみに前述の登戸野川線の開通によって、生田緑地口には新たに信号機が設置されましたが、
    駅前の未利用地では「(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」が現在計画されており、
    再開発事業地内には地上38階建てタワーマンション及び商業施設が2028年度に完成予定で、
    この建設にあわせて、小田急~JRの乗り換えデッキを、再開発地区方面に延伸する計画が示され、
    将来的には地上に降りて信号機を使わなくても、デッキで道路を横断できるようになる見通しです。
    →地図を表示(神奈川県川崎市多摩区登戸)

    路線バス
    神奈川中央交通(路線バス)
    路線廃止(路線バス)
  • 路線バス
  • 神奈川中央交通(路線バス)
  • 路線廃止(路線バス)
  • 投稿者
    シェアするリンクタグ
    
    0
    コメント
    10件
    1. わからずや (2024年09月07日 00:01)

      この路線、考えようによっては南武線から町田GIONスタジアムへの移動手段になりえるのになあなんて思ってしまいました

    2. 二重橋博士 (2024年09月07日 00:15)

      鶴川駅から先登戸方向は世田谷通りが小田急線と並行するのでわざわざ鶴川から登戸まで走らせる必要はあんまり感じないですよね
      そもそもなんでできたんですかこの路線は

    3. 藤の木 (2024年09月08日 03:26)

      たしか元は向ヶ丘遊園への団体客輸送などで活用するために運行してたみたいなことを聞いたことがあります。
      まぁその遊園地も22年前に閉園したので、今となっては大磯~江の島の臨時バスみたいにバスマニア向けに動かしてる感じになっちゃってますが。

    4. 二重橋博士 (2024年09月08日 07:37)

      あー向ヶ丘遊園!!

    5. オスミケ (2024年09月08日 19:38)

      先に出来たのはバスのほうです。愛川町の人が東京に向かうため、最初登戸~水郷田名の路線を作り後で淵野辺で分割したようです。

    6. 通りすがり (2024年09月09日 08:39)

      小田急と並行しない鶴川~淵野辺のみ走る鶴37の方は存続なんですね
      町82は初代に続いて2度目の廃止か

    7. 鶴さん (2024年09月11日 02:07)

      鶴37も存続するかどうかは微妙かもしれません。
      淵野辺〜野津田車庫の区間便もあるわけですし。

    8. 通りすがり4号 (2024年09月11日 06:03)

      オスミケ様 そうなんですか! 愛川町???となりましたがスゴイ路線!!
      田名ー登戸って2時間くらいかかりそうで、もう「旅」ですね~
      こんな“トリビア”が知れるのも『かわまち』の物凄く良いところです

    9. 通りすがり (2024年09月11日 08:06)

      >鶴さん
      >鶴37も存続するかどうかは微妙かもしれません。
      >淵野辺〜野津田車庫の区間便もあるわけですし。

      確かに淵野辺~野津田の淵23がありますから鶴川~野津田の鶴33と乗り継げば別に鶴37は無くてもいいんですよね
      ドライバー不足の深刻さにもよりますけど、鶴37、淵23の同時廃止の可能性もありそう
      (さすがに鶴33は多少の減便こそあれど廃止にならないと思いたい)

    10. 二重橋博士 (2024年09月11日 15:54)

      つまりこのバス路線は小田急多摩線延伸ルートと同じような立ち位置だったわけですね

    このコメント機能は、上記の記事に関する話題のみとさせていただいております。
    (※URLを本文中に書き込むことはできませんので、ご注意ください。)

    お名前
    (必須)
    ※赤い項目が未入力の為、投稿できません。
    コメント
    ※誹謗中傷やなりすまし等の不適切な書き込みはご遠慮ください。
    この内容でコメントを投稿しますか?
    コメントを投稿しています。しばらくお待ちください。
    記事以外の話題は、当サイトの掲示板をご利用ください。
    掲示板
    管理人はコメントへの返信を行っていませんので、管理人宛てのメッセージは、メールをお送りください。
    お問い合わせ
    [Update] 2024-09-07 00:00:40