<写真>今回の施工箇所。新道は現道から左手に逸れて整備される。
町田市~多摩市を結ぶ「市道忠生630号線」唐木田手前の坂で、拡幅工事開始の続きです。
町田市上小山田町~多摩市唐木田を結ぶ準幹線道路「町田市道 忠生630号線」で
2021年8月下旬から進められていた道路の線形改良等を目的とした「道路拡幅工事」ですが、
予定通り2022年3月中旬に工事完了となり、延長約90mの片側歩道が新設されました。
→地図を表示(東京都町田市上小山田町)
今回は坂の一部を拡幅し、歩道を新設
忠生630号線は、町田市が多摩市方面への新たなアクセス道路として2009年に整備したもので、
市営下小山田苗圃~山中集会所前までの区間については幅員13mの新道が整備されましたが、
山中集会所以北の多摩市側の区間は道幅の狭いうえ、近年は交通量も増加していることから
2019年度から山中集会所以北(2期工区)で市による拡幅などの事業が始まっていました。
<写真>施工前と施工後の比較。森林部が削られ、以前よりも少し開けた印象。
今回の工事は町田市が発注した「忠生630号線(第二期)道路改良工事(その3)」で、
地元の東和建設工業が施工がする形で、唐木田手前の坂の一部で道路拡幅を進めることになり、
途中の森林が支障となることから一部木々を伐採して露出した法面に「ブロック積擁壁」を設置し、
そこに新たな歩道と街路灯が設置されました。
<写真>今回の施工箇所から南方向(町田市方面)を望む。用地未取得箇所が存在する。
なお、車道の拡幅は前後の用地取得が完了していないことから今回は見送られており、
車道は当面、狭隘路のままとなりますが、市では2022年度も引き続き拡幅を進めるとし、
事業区間の全線で整備完了後は道路の線形も変更し、多摩市側の接続部も改良予定で、
将来的には小型バス検証路線「小山田桜台~多摩南部地域病院線」の大型化を目指します。
かつて多摩センターに勤務していた際に(勤務時間の関係で)帰り道に徒歩で利用していたのですが、この部分は歩道帯もなくなおかつ抜け道利用の車も多かったので常に危険を感じていました。
ようやく整備されてバスの運行にも少しずつ支障が取り除ければ何よりです。