新設予定の「多摩境駅前交番」建設準備工始まる。市内で交番設置計画相次ぐの続きです。
国道16号沿い・東急田園都市線 南町田グランベリーパーク駅北口に建設中だった
「町田警察署 南町田グランベリーパーク駅前交番」が、2022年3月1日(火) 正午に運用開始します。
→地図を表示(東京都町田市鶴間1-17)
住民悲願の交番設置。市内では26年ぶりの新設に
<写真>国道16号側から見た駅前開発工事当時(2019年4月)と、現在の比較。
これは町田市が所有・管理する北口ロータリー内に警視庁が建設を進めていたもので、
同駅周辺では以前から市が交番設置を要望し、2017年に北口広場を整備した際に
交番用地も確保され、2021年夏から建設工事が開始されていました。
(※施工は株式会社みやび。当初の仮称は「南町田駅前交番」)
<写真>南町田グランベリーパーク駅北口広場で運用していた「移動交番車」
南町田グランベリーパーク駅北口では一時期、まちびらき直前の2019年11月からしばらくの間、
北口広場に「移動交番車」を配備していましたが、住民の悲願だった常設の交番がようやく設置された形で、
市内での交番新設は、移転改称や忠生地区交番を除くと1996年4月開設の「相原駅前交番」以来、
約26年ぶりの新設となります。
<地図>南町田グランベリーパーク駅前交番の受持区域。鶴間交番から一部を引き継ぐ。
今回の交番新設で、南町田2丁目・町田街道沿いの「町田警察署 鶴間交番」は受持区域再編となる予定で、
鶴間交番が現在受け持つ「鶴間全域」「南町田全域」「小川5~7丁目全域」「金森4~6丁目全域」の地域のうち、
南町田グランベリーパーク駅前交番が「鶴間全域」と「南町田4~5丁目全域」「小川7丁目全域」を引き継ぎます。
【鶴間交番】→地図を表示(東京都町田市南町田2-2-1)
<写真>多摩境駅前交番設置予定地の「町田市立小山多摩境公園」
昨今は警察官の人手不足などで、市内でも2018年に「町田警察署 森野交番」が廃止されるなど、
交番の数を縮小する傾向にある警視庁ですが、近年人口増加が著しい京王相模原線 多摩境駅前では
市や住民などからの要望に伴って「南大沢警察署 多摩境駅前交番(仮称)」の新設が既に決定しており、
本体工事は2022年7月着工・2023年3月完成予定で、2023年秋ごろに運用開始を予定しています。
→地図を表示(東京都町田市小山ヶ丘3-18)
また、薬師台交差点角にも「町田警察署 薬師台交番(仮称)」の開設が検討され、
2001年には開発業者から町内会を経て、市に交番用地(空き地)が寄附されましたが、
所管の警視庁と東京都が開設に消極的であるから、現在も空き地の状態が続いており、
交番開設の目途は立っていない状況ですが、薬師台地区を管轄する「野津田駐在所」は
現在事業が進められている芝溝街道拡幅で現在地での業務が今後困難となることから、
移転候補地として検討される可能性はありそうです(※薬師台地区の受持は野津田駐在所)
→地図を表示(東京都町田市薬師台3-25-20)
各交番に明確な受持区域があるとは初めて知った。