おかげさまで変わりゆく町田の街並みはこの度、10年目に突入いたしました。
これを記念いたしまして、古参レポーターである木曽の民さんから、
およそ6年半ぶりにお送りいただいた投稿写真とともに、
少し懐かしい姿を振り返っていこうと思います。
但し画像が多い関係で、記事は風景編とバス車両編の2部構成で掲載していきます。
今回は「第2部・バス車両編」です。1997年~2015年の写真を中心にご紹介していきます。
「第1部・風景編」は、下記URLをご覧ください。
→http://machida-road.seesaa.net/article/432569862.html
<写真>町田市役所予定地(当時)に置かれていた都バスの廃車体(2005年撮影)
町田市民ホール隣の町田市役所予定地(当時)に置かれていた都営バスの廃車体です。
2005年9月1日に、JR町田駅前の町田駅前通りと原町田大通りを2時間封鎖して行われた
「東京都・町田市合同総合防災訓練」で使用するため、この場所に持ってこられたようで、
その後、訓練の際に原町田大通りで横倒しにされ、救助訓練などが実施されました。
自衛隊・警視庁・東京消防庁・東京都・町田市・相模原市の合同で行われた大規模訓練は、
大規模災害時等に出動する東京消防庁の大型救急車両「スーパーアンビュランス」など、
珍しい緊急車両も訓練会場に駆けつけ、子供達が盛り上がっていたようです。
ちなみに都バスが置かれていた町田市役所 新庁舎予定地(当時)は、
かつて存在した自転車メーカー「日米富士自転車(現在は倒産)」の本社・工場跡地で、
建物自体は2000年頃まで残っていました。日米富士自転車撤退後から工場解体までは、
ルミネ町田店(1999年9月22日開業)の建設工事に伴って立ち退きとなった日本通運が
一時的に物流センターとして使用していたようです。
その後、工場跡は完全な更地となり、新庁舎建設着手前の2009年7月末までは一部が、
「森野二丁目暫定観光バス発着所(夜間はタクシー待機場)」として使用されていました。
(※観光バス発着所は、2009年8月から町田ターミナルに機能移転)
なお、隣接している町田市民ホールも以前は、
日米富士自転車直営のボウリング場「日米ボウル(1972年開業)」だった建物で、
1978年10月に内部等を部分的に改修して「町田市民ホール」が開館しましたが、
建物自体は当時のままで、現在も使われています(※2015年に大規模修繕を実施)
→建物(終):町田市役所 新庁舎
<写真>桜美林大学 町田キャンパスに停車中の京王バス南(2015年12月26日撮影)
「桜美林大学 町田キャンパス(町田市常盤町)」のスクールバス乗り場に停車していた
京王バス南 南大沢営業所所属のいすゞ・エルガハイブリッド(M11403・M11506)です。
町田市内では市北部などをわずかに通る京王バスですが、
本来はこの辺りを走ることはなく、この日は貸切運用で桜美林学園に来ていたようです。
<写真>教習で日中に多摩境駅周辺を走行していた京王バス南(2015年5月撮影)
こちらも京王バス南 南大沢営業所所属の三菱ふそう・エアロミディ-S(M30809)です。
多摩センター駅~橋本駅間で平日深夜に運行されるニュータウン急行(NT01系統)では、
京王バス南の路線バスが乗り入れる多摩境駅ですが、たまにその教習に伴って、
こうして日中に、京王バスが多摩境駅周辺に現れることがあるようです。
多摩境駅のバス乗り場で停車位置等の確認を行った教習車は、その後は多摩境通りを走り、
橋本駅北口まで走行していきました(写真は神奈中・橋76系統の車内から撮影)
<写真>鶴川団地の折返場に停車中の神奈中・運転訓練車(2014年9月撮影)
元々は横浜市交通局から移管された11系統専用車(通称:YAMATE LINER)として、
神奈川中央交通 舞岡営業所(当時)に2007年ごろ投入されたワンステップ車です。
その後、運転訓練車に改造され、神奈川中央交通 伊勢原営業所に転属されましたが、
撮影時は町田営業所に貸し出されたようで、町田市鶴川地区を走行していました。
写真は、小田急バスと運転訓練車の2台が並んだ鶴川団地の折返場での様子です。
<写真>神奈川中央交通 町田営業所所属のま47号車(1997年9月20日撮影)
神奈中の野津田車庫内で1997年9月~10月に撮影された当時の現役車両です。
(※営業所内での撮影は、関係者の許可を得て撮影しております。)
1枚目は町田営業所所属のま47号車(富士重5Eボディのいすゞ・P-LV314N)で、
車両の塗装は、当時まだ多く存在した波形デザインとなっています。
当該車両は1986年ごろ投入され、1997年に廃車されました。
<左>ま76号車(1997年9月20日撮影)/<右>ま93号車(1997年10月18日撮影)
2枚目・3枚目は、町田営業所所属のま76号車(写真左)とま93号車(写真右)で、
アイ・ケイ・コーチ(前身は川重車体工業)架装のいすゞ・キュービック(P-LV314L)です。
ま47と同様に、両車両ともほぼ同時期の1986年ごろ投入され、1998年に廃車されました。
<写真>ま150号車(1997年9月20日撮影)
4枚目は、町田営業所所属のま150号車で、三菱・エアロスターK(P-MP218N)です。
前述車両とほぼ同時期の1986年ごろ投入され、1998年に廃車されました。
<写真>初代カナちゃん号のま105号車とま106号車(1997年9月20日撮影)
町田営業所に所属していた初代カナちゃん号のま105号車とま106号車で、
三菱・エアロスターK(P-MP218M)です。前述車両の1年後となる1987年ごろ投入され、
ま105号車は1997年(写真は廃車前の様子)に、ま106号車は2000年に廃車されました。
他の車両と違い、正面に「運賃幕(前払い・後払いを表示するもの)」が無いのも特長です。
<写真>二代目かなちゃん号のま109号車・や64号車(2014年と2015年撮影)
二代目かなちゃん号の「ま109号車(町田)」と「や64号車(大和)」で、
三菱・エアロスターワンステップ(KL-MP35JM)です。初代カナちゃん号の引退に伴って、
登場した二代目かなちゃん(※二代目からはひらがな表記)は、2001年12月に投入され、
ま109号車は2015年に、や64号車も2016年1月13日をもって運用離脱となりました。
ま109号車など一部の車両については現在、神奈中の教習車として活躍しており、
現在も現役で路線運用に就いているのは、伊勢原のい53のみとなりました。
<写真>神奈中唯一の大型CNGバス・た71号車(多摩センター駅で2014年11月撮影)
多摩営業所所属で神奈中唯一の大型CNGバスだった「た71号車」で、
三菱ふそう・エアロスターCNGノンステップ(KL-MP37JM改)です。投入当初は、
町田市内の多摩担当路線でも運行された実績を持ちますが、その後は原則的に、
多摩市内の路線での運用となり、町田市内に乗り入れることはありませんでした。
2003年に2台(た70、た71)が多摩営業所に投入され、2015年に廃車となっています。
神奈中ではまちっこやかわせみ号などのように、小型のCNG車は存在するものの、
大型では唯一のCNG車だったことから、これで神奈中から大型CNG車が消滅となりました。
<写真>や20号車(2005年11月3日撮影)
町田ターミナル~町田街道を結ぶ文学館通り(当時は公民館通り)を走行する
大和営業所所属のや20号車で、いすゞ・エルガ(KL-LV280N1、大型車)です。
2004年ごろに投入され、一時期は町田市南部の路線でも運用されていましたが、
2008年に中山へ転属(や020)した為、町田市内で神奈中のエルガは現在見られません。
(※神奈中のエルガミオや小田急バスのエルガは、町田市内でも見ることができる。)
撮影当時は、現在ミーナ町田の場所にはまだ「東急ハンズ町田店」が入居していたほか、
文学館通りの歩道整備工事に伴い、サウスフロントタワー町田シエロ内に店舗移転した
釣具店「町田サンスイ」の旧店舗跡地では、ハードオフ(現:ブックオフ アパレル館)が
建設中の段階でした(2006年10月7日開業)
また路線も、この当時は町田発のバスが、町田バスセンター→町田ターミナルと進み、
町田ターミナルからはこの狭い文学館通りを通って、町田街道に抜けていましたが、
2009年4月6日から終日、原町田大通りを通るようになり、神奈中の大型車については、
文学館通りを経由しなくなりました(※神奈中の中型・小型車は現在もこの通りを通行)
この他、2014年8月30日で廃止された「町73・青葉台駅行き」も現在では見られませんね。
→「南地区バス路線」町田BCまで延伸、町田BC~南町田駅が4/6運行開始!
→バス路線「町田TM~長津田駅北口」8/31(日)新設で、町72・町73が廃止へ
<写真>木曽住宅バス停横の市道で停車しているま78号車(2005年11月25日撮影)
木曽住宅バス停(町田方面)横から木曽団地方面に入った市道上で停車していた
町31系統・町田BC発多摩丘陵病院行きのま78号車です(※車番は当時のもの)
走行途中に何らかのトラブルが発生したらしく、木曽住宅バス停に到着する手前で、
市道に入って乗客を全員降ろしたようです。
ちなみに市道で乗客を降ろした理由は定かではありませんが、現在は道路拡幅によって、
バスベイが設置されている木曽住宅(上宿方面)バス停も、この当時はバスベイがなく、
トラブルで停車するバスが、車線を長時間塞がないようにするための配慮かと思われます。
→場所はコチラ(東京都町田市木曽町 [現住所:木曽東4丁目18番])
<写真>迂回運行する町田BC・TM行の神奈中バス(左:2010年、右:2015年)
旧町田街道(若葉通り・栄通り)の旭町・森野・中町地区をパレードする
毎年秋の恒例イベント「ザ・フェスタ栄通り」の開催に伴って迂回運行する
町田行の神奈中バスです。当日は町田街道 滝の沢西交差点を右折し、
木曽森野トンネルを抜け、町田駅前通りを走行して町田まで向かいます。
2015年の迂回運行では、町田の新型車両「ま6号車(QKG-MP38FK)」も走行しました。
→白バイ隊・マーチングバンドがパレードする「ザ・フェスタ栄通り」9/6(日)開催!
<写真>ザ・フェスタ栄通りで、関係者輸送する神奈中バス(2010年9月5日撮影)
これも前述の「ザ・フェスタ栄通り」が開催された際の写真です。
イベント関係者輸送用に神奈中バスが2台(ま13、ま25)貸切られ、
JA町田市町田支店(※写真の建物は建替前の旧支店)の駐車場で待機し、
当時存在した「サークルK町田栄通り店(2011年10月1日閉店)」横で客扱いを行い、
その後は警察官による誘導の下、栄通り(旧町田街道)を走っていったそうです。
→場所はコチラ(東京都町田市森野2丁目・中町2丁目)
ちなみに1枚目の写真で、JAの駐車場で待機しているバスの後ろに写っているのは、
イベントに参加した警視庁の騎馬隊で、JA前に停車中の緑のトラックは馬運車です。
<写真>ポプラの駐車場を通る神奈中バス(2008年3月撮影)
前述でも登場した木曽住宅バス停(上宿方面)前の電柱が傾き、
町田街道が通行止めになった際の写真です。路線バスのみ通行が許可され、
ポプラ(当時)の駐車場を迂回して通行し、客扱いも駐車場で行っていました。
→2008年3月、町田街道 木曽交番前交差点で事故?電柱がなぎ倒される。
ちなみにこの当時の「ポプラ 町田木曽町店」は2008年12月25日(木)で閉店し、
現在は「ローソン 町田木曽東三丁目店」と「町田木曽郵便局」になっています。
→場所はコチラ(東京都町田市木曽町1058-1 [現住所:木曽東3-33-11])
<写真>町田営業所から玉川学園地区に向かうC111号車(2014年9月撮影)
小田急バスが運行する玉川学園地区のコミュニティバス「玉ちゃんバス」の予備車として、
町田営業所に一時貸し出されていた武蔵境営業所所属の日野・リエッセ(C111号車)で、
車庫から薬師台通りを経由し、玉川学園に向かう様子です(入谷戸バス停前で撮影)
この当時、玉ちゃんバスの車両の一部で故障車が発生したとの噂があり、
その影響で一時的に武蔵境から貸し出されていたものと思われます。
<写真>交通電業社(ParaSign)製の運賃表(左:LED式、右:LCD式)
2014年4月の消費税増税に伴う現金・ICカードの二重運賃表示に対応する為、
神奈中では2013年秋から2014年春にかけて、従来の「LED式デジタル運賃表示器」から、
液晶画面を使った「LCD式運賃表示器」に交換されました(※コミュニティバスなどを除く)
元々は連節バス「ツインライナー」で先行導入されていたLCD式の運賃表ですが、
消費税増税をきっかけに、一般路線バスでも導入される結果となりました。
(※ツインライナーの運賃表は、町田が新型、厚木・茅ヶ崎が旧型を搭載)
以上、少し懐かしい写真を振り返ってみた(第2部・バス車両編)でした。
引き続き「第1部・風景編」をご覧の方は、下記URLからアクセスいただけます。
→http://machida-road.seesaa.net/article/432569862.html
投稿いただいた木曽の民さんには、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
また、ご覧いただいた皆様も、ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
今後とも、10年目に突入した変わりゆく町田の街並みをよろしくお願い申し上げます。
(2023/03/28 08:55)
(2023/03/28 01:41)
(2023/03/28 00:24)
(2023/03/27 21:48)
(2023/03/27 21:31)
(2023/03/27 19:33)
(2023/03/27 08:03)
(2023/03/27 05:57)
(2023/03/27 03:04)
(2023/03/26 21:28)