<追記>
新棟B1F~3Fが、2020年4月1日(水)にオープンしました。
なお、新棟4F~5Fは、2020年6月までに順次オープン予定です。
<写真>新百合ヶ丘総合病院の施設外観。手前が既存病棟、奥側が増築された新病棟。
川崎市麻生区の二次救急指定医療機関「新百合ヶ丘総合病院」では、
2018年から病棟増築工事を進め、2020年4月から新病棟が業務開始となります。
→地図を表示(神奈川県川崎市麻生区古沢255)
<写真>坂を上った高台にある「新百合ヶ丘総合病院」
新百合ヶ丘総合病院は、南東北病院グループの医療法人社団三成会が運営する総合病院で、
川崎市多摩区の「稲田登戸病院(360床)」が2006年3月末に閉院したのに伴う川崎北部地域の
病床不足を補う目的で、2012年8月1日(水)に開院しました(開設当初の病床数は377床)
<写真>インテュイティヴ・サージカル製の「da Vinci Xi」のペイシェントカート(プレスリリースより)
遠隔操作で手術が行える低侵襲手術支援ロボット「da Vinci(ダ・ヴィンチ、同院ではダビンチと呼称)」や
定位放射線治療を目的とした放射線照射装置「サイバーナイフ」など、最新の医療機器を多く取り揃えており、
鶴川地区への巡回バス運行や町田での市民講座実施などにより、町田市内からの患者も多く抱えています。
(※無料巡回バスは若葉台駅・黒川駅・栗平駅にも発着。最寄りの新百合ヶ丘駅からは直行路線バスを運行)
旧駐車場2ヶ所を閉鎖し、新病棟と立体駐車場を建設
<写真>病院増設計画の土地利用計画平面図(現地看板より)
更なる病床拡大の為、既存病棟西側の病院第1駐車場跡地(2018年7月15日閉鎖)には新病棟を、
既存病棟東側の病院第2駐車場跡地(2018年4月28日閉鎖)には新たな駐車スペースの確保を目的に
284台収容可能な立体駐車場を建設することになりました(立体駐車場と既存病棟は連絡通路で接続)
<写真>病院坂下に設置されている事業計画のお知らせと開発許可に関する看板
2012年竣工の既存病棟は中堅ゼネコンの安藤建設(現在の安藤ハザマ)が施工しましたが、
新病棟と立体駐車場は安藤ハザマと熊谷組が受注(立体駐車場棟単体の施工は大和リース)して、
2018年8月から着工し、立体駐車場は2019年6月1日(土)にオープンしています(運営事業者はコインパーク)
→地図を表示(神奈川県川崎市麻生区古沢255)
病床数が1.5倍増え、屋上にはヘリポートも
<写真>増築された新病棟外観。カーブを描いたガラス張りの「コネクトホール」が目立つ。
新病棟は地上5階・地下1階建てで、186床(一般45床、回復期リハ100床、緩和ケア21床、救急20床)増え、
病床数は既存病棟とあわせて合計563床と約1.5倍の規模に拡大し、ER型救急センターや緩和ケア病棟のほか、
回復期リハビリテーション病棟(リハビリテーション室は2室)を設置し、リハビリテーション機能が充実します。
<写真>ドクターヘリのイメージ(プレスリリースより / ※新百合ヶ丘総合病院には配備されません)
さらに、新棟屋上にはドクターヘリや災害ヘリコプリーなどの受入を前提とした常設型の「ヘリポート」を設置し、
旧第2駐車場(現・立体駐車場)に以前存在した緊急時に使用できるヘリポートの代替設備となっており、
近隣にはない規模の災害拠点病院を目指しています(近隣では北里大学病院などにも同様の設備あり)
2020年4月からの業務開始に向け、既存病棟1階の売店「アロハ(株式会社エヌジェイアイ運営)」は、
新病棟1階コネクトホールへの店舗移転に伴って、現店舗は2020年3月28日(土) 15時をもって閉店し、
2020年4月1日(水)に移転オープンを予定しており、店舗休業中は臨時売店を設置して対応します。
<写真>オランダのBOON EDAM社製回転ドア「トーネックス」(ナブテスコが納入)
ちなみに新棟業務開始後も、正面玄関の位置については変わらない見通しで、
既存病棟側の出入口(バス乗り場前)から患者が出入りする形となるようですが、
同院では病院が高台に位置し、冬の受付ロビーへの寒気流入を最小限に抑える目的で
この界隈の総合病院では珍しい「自動大型回転ドア」をメインエントランスに採用しています。
(※但し、回転ドアの横には一般的な引き戸タイプの自動ドアも設置されている)
かつては全国に存在した自動回転ドアですが、2004年に東京・六本木ヒルズで起きた事故をきっかけに、
ルミネ町田店などをはじめとした回転ドア設置施設では、通常の自動ドアへの置き換えが進められましたが、
同病院の回転ドアは、2012年の開院にあわせて、自動ドアメーカー大手の「ナブテスコ」が納入したもので、
老若男女問わず様々な利用者が通行しやすいよう、一番開口の大きい3枚扉タイプが採用されています。
(2023/01/27 22:23)
(2023/01/27 21:27)
(2023/01/27 21:19)
(2023/01/27 19:34)
(2023/01/27 17:27)
(2023/01/27 17:08)
(2023/01/27 15:37)
(2023/01/27 13:20)
(2023/01/27 12:04)
(2023/01/27 12:03)