<写真>桜台通りと交わる交差点/<地図>道路整備事業区間(図師3期工区)
小田急多摩線延伸で「新駅(小山田バス停付近)」周辺まちづくりの意見募集へ、
多摩市方面への新しいアクセス道路「町田市道 忠生630号線」が開通!の続きです。
町田市図師町の芝溝街道 図師大橋交差点から多摩市唐木田方面を結ぶ
「都道155号町田平山八王子線(都市計画道路 町田3・4・40号線)」では、
桜台通り交点~大泉寺バス停間で「道路拡幅事業」が進められています。
→場所はコチラ(東京都町田市下小山田町)
<写真>桜台通り交点から約50m北に進んだ所(左:多摩市方面/右:図師方面)
同区間は2008年10月に事業着手され、現在も用地取得が進められていますが、
道路予定地は古くからある戸建住宅が中心で、土地の広さに余裕がある箇所では、
建替えによるセットバックで用地を明け渡しているところが多い状況です。
<写真>桜台通り交点から約200m北に進んだ所(左:多摩市方面/右:図師方面)
ただ、事業着手から約7年半が経った現在も用地取得は完了していないほか、
用地内の一部には河川(鶴見川)や水路(堂谷戸川)も含まれており、
事業完了にはまだ時間を要しそうです。
<写真>大泉寺バス停付近の急カーブと鶴見川(上:多摩市方面/下:図師方面)
大泉寺バス停付近の急カーブでは、道路のすぐ脇を流れる東京都管理の「鶴見川」も
道路拡幅用地にかかっており、道路拡幅の際は河川の付替が行われる見通しです。
(※写真に写っている「丁八反坂橋」も河川付替の影響を受ける可能性あり)
なお、町田3・4・40号線はここから先、多摩市唐木田方面に延伸し、
2009年9月に開通した準幹線道路「町田市道 忠生630号線(新道)」と接続する計画で、
既に大泉寺バス停~市営下小山田苗圃間は、2012年9月に事業着手されたようです。
こちらも事業区間内に、水路(善治ヶ谷川)が流れていることから、
道路新設整備時には大部分が暗渠化もしくは付替されるものとみられます。
<写真>立ち退きの対象になるとみられる「大泉寺バス停」と「バス待合所」
また、同区間内にある神奈中バスの大泉寺バス停といえば、
築50年以上の歴史ある「バス待合所」が地元では有名ですが、
バス停と待合所も拡幅の立ち退き対象に含まれているようで、
近い将来、この場所から姿を消す可能性が高そうです。
→場所はコチラ(東京都町田市下小山田町)
そんなバス待合所の壁面には、地元商店などの広告が描かれていますが、
かつて町田駅前に存在した「吉川百貨店」の広告も見ることができます。
ちなみにこの大泉寺バス停は、小山田方面のバスポールは設置されているものの、
町田方面のバスポールは設置されておらず、町田行きのバスに乗車する場合は、
向かいにある大泉寺の看板付近で待つように案内されています。
こうした対応を取っているバス停は、町田市内では高ヶ坂センター前バス停も同様ですが、
これも道路が拡幅され、新たなバス停が整備されれば、将来的に見られなくなりそうですね。
小田急延伸もなさそうだし、今の周辺状況考えたらここの開発を優先する意味が謎。
ここの開発を進めるのは大変ありがたいですし、完成したらすごいことになるのではないでしょうか。
これまで、この道は、小山田バス停から南大沢方面や、唐木田方面から淵野辺方面などへの抜け道として多用されていますが、南大沢方面へは狭隘かつ見通しの良くない線形であり、拡幅等の改善が必要でしょうが、線形・狭隘ともに改善の容易ならぬ状況にあるように思います。また、途中には鶴見川の源流もあり、自然保全の必要な場所と思われますので、今回の開発により都道155線のバイパス建設が急がれるのは望ましいことに思われます。この区間の155線が改良開通すれば、京王堀之内、JR豊田、さらには八王子市街から北八王子方面まで、1本道で抜けられることになり、より便利になるのではないでしょうか。
そして、桜台通り沿いに建設が見込まれる、多摩都市モノレールの存在も大きいのはないでしょうか。今回の区間は、多摩都市モノレールの駅と、新駅をつなぐ重要な道路の一部になると思われ、そうした意味でも開発が急がれているのではないでしょうか。
こんばんは。
都道155号線の拡幅工事について、歓迎したいのですが、このような田舎風情にマッチするバス停の待合所を立ち退くのではなく、何とか建物を移設という方法はできないものでしょうか。