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    2025.10.02(木)
    Post:3

    南大谷の新道「町田3・4・34号線」事業認可。小田急線を潜るアンダーパス整備へ


    <画像>小田急線立体交差部のイメージパース図(市公表資料より)

    町田市では、小田急線の通称「南大谷ガード下」の渋滞緩和などを目的に、
    新たなアンダーパス道路「町田都市計画道路3・4・34号本町田金森線の道路整備に向け、
    都市計画法の規定に基づき事業認可を取得し、2025年10月1日(水)付けで事業着手しました。
    【アンダーパス予定地】→地図を表示(東京都町田市南大谷)

    問題山積の「南大谷ガード下道路」のバイパス路整備へ

    minamioya20220514_1.jpg minamioya20230715.png
    <写真>小田急線ガード下を走り抜ける神奈川中央交通の「町76系統」と、計画平面図
    現在、南大谷~西成瀬を抜ける小田急線南大谷ガード下の市道(2車線、幅員7~9m程度)は、
    大型の路線バス(神奈中・町76系統)も運行されるものの、他に代替路線がないことから交通量が多く、
    幅員が狭いうえ、途中にカーブが存在することから、バス運行時には車両同士のすれ違いが困難な状況で、
    センターラインを越えて運行せざるを得ず、大雨時にはガード下が冠水するため、度々通行止めになるなど
    市内主要道路の中でも特に問題が山積している道路として知られています。
    【南大谷ガード】→地図を表示(東京都町田市南大谷)

    minamioya20230715_2.jpg
    <画像>町田3・4・34号線と町田3・4・9号線の都市計画変更素案(市公表資料より)
    2023年には道路整備事業に向けて市が検討を進めた結果、恩田川の梅の橋~石洗橋の区間で
    小田急線を潜る都市計画道路のアンダーパスを整備するにあたり、擁壁及び地下構造物を設置するため、
    道路計画幅員を16mから18mに変更し、線形を最大約11m玉川学園前駅側に変更する素案が示され、
    住民説明会や都市計画審議会などを経て、2023年11月に都市計画変更が告示されました。

    minamioya20220514_3.jpg minamioya20220514_4.jpg
    minamioya20220514_5.jpg minamioya20220514_6.jpg
    <上>(左)南大谷交差点から東方向を望む、(右)恩田川梅の橋付近から西方向を望む
    <下>小田急線アンダーパス予定地(左:西側・梅の橋付近、右:東側・石洗橋付近)

    町田3・4・34号線は、鶴川街道と交わる「日向台」交差点を起点に、南大谷・高ヶ坂・南成瀬・金森を結ぶ
    市内環状道路の一つで、日向台(本町田)~南大谷、南成瀬地区、金森地区が部分供用されていますが、
    今回事業化する南大谷4丁目~高ヶ坂4丁目間では、小田急線を恩田川に沿ってアンダーパスで潜り抜け、
    南大谷小学校・中学校の間を通り、高ヶ坂4丁目の住宅街で町田3・4・9号線と接続します。
    【町田3・4・34号線】→地図を表示(東京都町田市南大谷~高ヶ坂4丁目)

    minamioya20220514_7.jpg minamioya20220514_8.jpg
    <左>南大谷中学校と小学校間の予定地/<右>高瀬第3公園前から南方向を望む
    事業延長は約1060mで、事業期間は2025年10月1日~2032年3月31日までの6年半とし、
    用地測量や物件調査を経て、2027年度以降に用地取得や整備工事が本格的に始まる見通しで、
    2015年に高ヶ坂4丁目地内で行われた宅地造成(戸建分譲)では将来的な道路整備を見据えて
    宅地造成時から土地がセットバックされ、立ち退き対象となる住戸の数は比較的少ないとみられます。

    町田3・4・34号線の接続道路「町田3・4・9号線」


    <画像>都市計画道路整備事業の事業概要(市公表資料より)
    一方、町田3・4・34号線と接続する「町田都市計画道路3・4・9号高ヶ坂成瀬線」は、
    成瀬台南側を横断し、横浜市青葉区を結ぶもので、成瀬うさぎ谷戸公園~横浜市境間は供用済で、
    残る高ヶ坂4丁目~成瀬うさぎ谷戸公園(西成瀬2・3丁目)の事業延長約340mの区間については
    2024年4月11日(木)に事業認可を取得し、事業期間は2031年3月31日(月)までとなっています。
    【町田3・4・9号線】→地図を表示(東京都町田市高ヶ坂4丁目~西成瀬3丁目)

    minamioya20220514_10.jpg
    <写真>左の坂道付近を「町田3・4・9号線」が通る計画。鳥居と祠も含めて立ち退き対象に。
    同路線は高低差のある住宅密集地を抜けるため、用地取得が難航することが予想されますが、
    現在行き止まりの成瀬うさぎ谷戸公園付近では、既に戸建住宅1棟が用地取得に伴って取り壊され、
    市では今後も順次用地取得を進める方針で、途中にはかしの木山自然公園に通じる縦断路が存在し、
    この付近は高低差も激しいことから、高低差処理も今後の課題となりそうです。

    事業情報
    町田3・4・34号本町田金森線(南大谷)
    町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線(成瀬)
    事業区間: [町田3・4・34]
     東京都町田市南大谷~高ヶ坂4丁目
    [町田3・4・9]
     東京都町田市高ヶ坂4丁目~西成瀬3丁目
    事業期間:[町田3・4・34号線] 2025年10月1日事業認可
    [町田3・4・9号線] 2024年4月11日事業認可
    事業概要:[町田3・4・34号線]
     事業延長:約1060m
     計画幅員:16~18m(両側2車線)
    [町田3・4・9号線]
     事業延長:約340m
     計画幅員:16~17m(両側2車線)
    事業主:町田市
    ※いずれも2025年10月02日時点での情報です。
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    コメント
    3件
    1. さくら (2025年10月01日 21:31)

      さくら会館と恩田川の間の空き地みたいなところが道路になるってこと?
      さくら会館なくならないですよね?

    2. もも (2025年10月02日 11:30)

      これは助かります!たまに通りますが本当に狭くて避けたい道。
      いつ頃完成するのでしょうね…早く開通してほしいです

    3. 南の人 (2025年10月02日 13:42)

      30年経てば周囲の空き家も増えててできるかな
      そういうレベルでしょ

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